9月3日は神戸王子動物園のアジアゾウ、ズゼの24回目の来園記念日でした。
ズゼ、30歳、1990年4月5日生まれズゼは1996年にラトビア、リガ市から震災で傷ついた子供たちを励ますためにと、姉妹都市である神戸に贈られました。ズゼはまだ6歳で、前年1995年3月に来園したマック(当時4歳)のお嫁さんにと望まれました。ズゼが来園した経緯は王子動物園の機関紙
「はばたき」1997年3月 40号、4ページから掲載されています。
http://www.kobe-ojizoo.jp/habataki/pdf/habataki40.pdfマックとズゼ来園記念日と言っても、特別なイベントなどはなく、私が勝手に、ズゼとリガの人たちに感謝のする日にしたいのです。
11時過ぎに王子に着きました。北側にいたズゼの方に行き、ズゼが近くに来た時に、「ありがとう、神戸に来てくれて」と言いました。
お昼ごはん11時半過ぎにお昼ごはんの時間です。8月22日からマックと同居をしていて、ごはんは離れた2か所の場所に置かれます。が、マックはある程度食べると残りのごはんを持って、ズゼの側に行きます。ズゼの分を横取りしようとするのです。ズゼは自分のごはんを抱えてマックから離れるのですが、いつの間にか一緒に取ったり、取られたりして食べています。
お水を飲むところお昼ごはんが終わるとズゼは北側にいました。お水を飲むところ、タイヤでマッサージするところを見たので、14時半のトレーニングまで時間があるので一旦家に帰ろうと思いました(別記事のブログのアップのため)。ズゼに手を振りお別れを言いました。タイヤのところにいたズゼが、とことこと歩いてきてお顔を見せてくれました。モートに鼻を伸ばしているのを見ると可愛くて、やっぱりここに居よう、と帰るのは止めました。
お顔みせそしてズゼが南側へ行き、マックも来て、しばらくすると、ズゼがストレッチをしました。この日は暑さが緩み、曇りで過ごしやすい日でした。ズゼが以前見た顔、マックに挑む顔を向けました。ドキッとして、始まるのかな?と思いました。昨年10月にズゼがマックと戦う(遊ぶ)場面、強烈なインパクトで心に残っています。その時と同じ顔をズゼがしたのです。その時の動画:
https://youtu.be/gdK2wiIiJ_cふたりは興奮して座りこむ、水かけ、頭突きをしていました。ズゼの瞳は輝いていました。が、飼育員さんが来られ、ふたりを分けようとしました。ズゼとマックは一緒にいたいと頑張りましたが、運動場の扉は閉じられました。ズゼは一週間前に左前足の痛み?違和感を示し、トレーニングを休んでいました。この様子では足に痛みは無さそうですが。。ズゼとマックの幸せのために扉が閉じられたなら仕方がないですが、そうでないなら情けないと悲しくなってしまいます。
遊びと別れ14時半過ぎからトレーニングが始まりました。マックと激しく遊んだ後なので、体周りのチェックをして、一週間ぶりにトレーニングが行われました。
トレーニングトレーニングの後はおやつの時間、最近はソルゴーがでます。むしゃむしゃと食べていました。
ズゼがシャワーをだすところです。先月NHKのEテレ「ピタゴラスイッチ」で放送された、シャワーです。
シャワー16時にズゼは寝室に戻って、ごはんを食べます。ごはんのメニューはリンゴ、カボチャ、ニンジン、食パン、バショウ、青草、干し草等です。好きなものから食べるようで、あっと言う間にリンゴ、ニンジンが無くなって行きます。最後は干し草だけが残り、もぐもぐもぐと食べます。
夕ごはん閉園のアナウンスはまだ鳴っていなかったのですが、飼育員さんが戻って来られたので、ズゼに手を振って離れようとしたら、ズゼが背中に干し草を投げたので、慌ててビデオのボタンを押しました。ジーンとしました。(思いこみと言わるかもしれませんが)、ずっと側にいたので、ズゼがお別れを言ってくれたのだと思いました。ズゼは愛想がないとか、ツンデレと言われますが、うまく表せないだけで、本当はとても優しいゾウさんです。
ありがとう、ズゼちゃん。リガのみなさん、可愛いズゼちゃんを贈っていただいて心から感謝いたします。
先日、リガ動物園にズゼのフォトブックを送りました。ラトビアには写真を送ることができないということ、その他諸々の事情があり、お友達に協力いただいてズゼの本ができました。感謝の思いは本一冊ではとても足りません。
2020年9月3日 ズゼの24回目の来園記念日、ズゼの側にいれた幸せな日でした。ありがとうございました。
posted by jirokayo at 01:44|
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