先日 神戸市立博物館へ行きました。兵庫県は緊急事態宣言が延長になっていますが、5月12日から博物館は再開し、「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」は6月9日まで延長になります。

正面の銅像は「ジャン・ド・フィエンヌ(カレーの市民より)」、オーギュスト・ロダンの作品です。

神戸市立博物館は2019年11月にリニューアルオープンしました。
唐招提寺御影堂障壁画展で紹介する唐招提寺の障壁画においても、東山は、《山雲》と《濤声》に、日本の国の山と海の美しさと深い精神性を豊かに表現しています。唐招提寺御影堂の障壁画は、鑑真和上の命日にちなんで行われる開山忌舎利会の数日間しか公開されることがありませんが、本展では全68面の障壁画を、制作過程を示すスケッチや下図とあわせて展示します。完成に至るまでの制作過程と東山の長年の宿願であった水墨による障壁画の壮大さ、鑑真和上に捧げた祈りの美に触れていただくことができるまたとない機会となります。展示会公式サイトより

3階、2階に障壁画の展示されています。なんともいえない美の世界に入りました。「濤声」は圧巻でした。
感動を胸にコレクション展にいきました。特別展のチケットで割引になり200円で入れました。写真撮影可能です。

5月23日まで、フランシスコ・ザビエル像の本物が展示されています。感激しました!

そして大好きな銅鐸のコレクションを観ました。

「桜が丘銅鐸・銅戈」

特徴と美術工芸的に評価を受けて、1970年に国宝に指定されています。

15世紀〜17世紀の地図が並んでいます。

東インド諸島の地図

説明

ヨーロッパの王政地図

説明

ライオンマップ
ネーデルランド17州(オランダ・ベルギー)が記されています。

説明

地図の対面の展示です。「輸出漆器」

5月25日から展示が変わるので、この展示が観れて本当に良かったです。

廊下にも展示がありました。「和装にも洋装にも合う!「束髪(そくはつ)」ヘアアレンジ集 」
明治時代中期、医師の渡邊鼎と『東京経済雑誌』記者の石川暎作らが「婦人束髪会」を結成し、日本女性の従来の髪形(「結髪」)を改め、西洋風の簡易な髪形(「束髪」)を推進しました。
婦人束髪会は、油で固めて大きな重い髷を作る結髪は崩れやすく手間のかかるもので、通気性が悪く非衛生的であると主張します。 また、髪を結う際の費用や所要時間のために、結髪が女性の交際を妨げ、文化の進歩を害していると批判し、世の女性たちに、束髪を取り入れるよう訴えかけました。女性の髪形という身近なものを西洋風に改めることから、西洋国家に近づいていくことが目指された時代でした。公式サイトより

大日本婦人束髪図解
レイアウトがおもしろいと思いました。

明治の時代にも髪のスタイリングを美しく楽しんでいたのだと思いました。

今 朝の連続テレビ小説「あぐり」が再放送されているのもあり、興味深く見入ってしまいました。
1年4か月ぶりに神戸市博物館に行って、楽しく過ごしました。ありがとうございました。
神戸市立博物館
神戸市中央区京町24番地
公式サイト
posted by jirokayo at 17:30|
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