8月7日に神戸王子動物園で親和女子大学の公開講座が行われました。「元園長の権藤真禎先生、親和女子大学のお姉さんたちと園内をツアー、動物クイズやゲームにチャレンジ!」という楽しい内容です。
公開講座のご案内親和女子大学は地域と連携した公開講座を行っておられます。
大学の公開講座のサイト
公開講座のご案内テーマが多様で興味深いです。
講師の権藤先生が園長だった時に、アジアゾウのズゼがラトビア、リガ動物園から神戸王子動物園に来園しました。1996年9月のことです。阪神淡路大震災で傷ついた人々、子供たちを励ますために、神戸市と姉妹都市だったリガ市がズゼを贈ってくださいました。

「ズゼ物語」は権藤先生が描いた紙芝居です。この公開講座で紙芝居の抜粋版がズゼの前で披露されました。

ズゼが生後3か月の時にお母さんのZitaさんが病気で亡くなりました。

それからズゼは飼育員さんに大切に育てられました。ズゼはリガの人たちにとても愛されていました。

ズゼが6歳の時に神戸にお嫁に出す話がでました。リガの人たちは大反対だったのですが、神戸のひとたちのために。。と遠い日本に送りだしてくれました。
お話しは続いて、最後にクイズが講師の権藤眞織先生から出されました。みごと正解!!
ズゼの前で記念撮影をされてから、参加者のみなさんは次の動物さんへと移動されました。

私とお友達は講座には参加していませんが、ズゼのファンなので、紙芝居を一緒に見せていただきました。そして権藤先生とお写真を撮っていただきました。

この紙芝居は編集されて本になり、今年
CATパブリッシングから発売されました。「ズゼちゃん 大好き -ラトビアからやってきた ゾウと飼育員の物語」です。絵も文も権藤先生が作られました。

王子動物園でも販売されています。
北欧のラトビアから長い時間かけて神戸に来てくれたズゼ。大切なズゼを神戸に贈ってくださったラトビアのことを知っていただける貴重な本です。たくさんの方に読んでいただきたいです。
(2020年8月22日 ズゼとマック)ズゼはマックのお嫁さんになるために来ました。マックは前年1995年3月、阪神淡路大震災直後にスイスから来園しました。ふたりはとても相性が良く仲良く暮らしています。
(2021年4月5日 ズゼの31歳の誕生日の粗品)2017年6月にラトビアのリガを訪れた時に現地の日本語ガイドさんから、ズゼが神戸にいることを聞きました。リガのゾウが神戸にいる!? こんな北欧の国から神戸に来てくれた象にひと目会いたくて、帰国後王子動物園を訪れました。最初はそうでもなかったのですが、ズゼに会うたびにもっと会いたいという気にになり、今ではほぼ毎日ズゼに会いに行っています。
風月堂のレスポワール 限定パッケージ29歳のズゼの誕生日からささやかなお祝い、粗品を作ってお友達やお知り合いにお渡ししています。今年は風月堂のレスポワール、春に発売された限定パッケージを選びました。とても可愛いです。もっとたくさん欲しかったのですが個数が限られていて、元町の本店で他店から取り寄せていただきました。
権藤先生にもお渡ししたいと持っていきました。「ズゼが来園する頃は震災後で神戸みな資金難だった。私が各企業、団体に声をかけて、リガへの寄付金を募った」、と以前お会いした時に聞いていました。風月堂のパッケージをご覧になって「風月堂の社長さんもリガへの寄付金をだだしてくださった」、と教えていただきました。
(ズゼのトートバックを先生にも記念にお渡ししました)権藤先生のサイン入りの「ズゼちゃん 大好き」が欲しいとリガのお知り合い、ズゼの関係者の方から頼まれて、お送りさせていただきました。とても喜んでいただきました。ご本の編集に親和女子大学発達教育学部児童教育学科のみなさまにもご協力いただいたそうです。本当にありがとうございました。
公開講座を見学させていただいて、とても嬉しかったです。これからも王子動物園で講座がありますよう、 期待しています!どうぞよろしくお願いいたします。
posted by jirokayo at 12:38|
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