昨年2022年10月にスロバキアのボイニツェ動物園を訪れました。首都のブラチスラバから東に約180Km、車で2時間の距離です。
スロバキア国立 ボイニツェ動物園(Národná zoologická záhrada Bojnice)は 42 ヘクタールの広さがあり、 1955 年に設立されました。スロバキアの動物園の中で最も古く、最も訪問者が多い動物園です。2022 年の時点で、360 種以上の異なる種があり、合計 2700 種以上が飼育されています。

動物園に向かう途中に美しいお城、ボイニツェ城の横を通ります。

土産物店が並ぶ道を歩いていくと、動物園の入口が見えました。

スロバキアの旅行会社 ゼンネットワークスに今回も周遊プランと同行を頼みました。ガイドは会社オーナーの邦子さん、運転手はサラさんです。ウィーンに迎えに来てもらい、スロバキアとチェコの地方を周ってプラハまで送ってもらいます。

動物園のマップ。地図では平たいですが、山の中で傾斜がきついところがあります。

鳥とレッサーパンダのエリアを通りました。

枝の上にいました。

気持ちよさそうに寝ています。

フクロウ、鴨、ペリカン等がいました。

鳥類はたくさんの種類が飼育されています。

山形の大きなゲージの中にも

9種類の鳥の紹介が書いてありました。

広場があり、お店があって軽食を販売しています。この右奥の上にある大きいゲージにライオンがいて、坂道を上るまでにクマの放飼場があります。
チベットヒグマの放飼場通路を挟んで、2つの放飼場があります。2頭、3頭に分かれていたように見えましたが、定かではありません。

リンゴがたくさん置いてあり、全部食べれるのかなと思うような量でした。
坂を上るとライオンがいる猛獣舎が並んでいるのですが、先にアフリカゾウを見に行くことにしました。

アフリカゾウのエリアに行く前に上り坂が続きます。

楕円形のゲージには鮮やかな色の鳥たちもいました。

ミナミジサイチョウ(Southern ground hornbill) コウノトリ(Marabou Stork)

近くにはカンガルーもいました。

大きな鳥の放飼場も緑に覆われて広いです。

エミュー? 白いのもいました。

フラミンゴも他の鳥と一緒にいます。

高い木々がそびえる中を道が続きます。

シカが座っていました。

カメルーンヒツジ、かわいらしいです。

オグロヌー(Blue Wildbeast)、遠目にも迫力がありました。

案内の写真を見て、アフリカゾウ、ユーラシアオオヤマネコは代表的な動物のようです。

広いエリアに2頭の雌のアフリカゾウがいます。ゾウ舎は新しくなったところでした。詳しくは別記事に書かせていただきます。

ゾウのエリアのまわりにいる動物です。シマウマは何頭もいました。

フタコブラクダ

チベットロバは初めてみました。

ゾウのエリアからオオヤマネコの方へ歩きました。
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ユーラシアオオヤマネコの紹介です。繁殖に成功しているようです。

どこにいるのかな?と探すのですが

放飼場がとても広く、姿が見えませんでした。がっかり。。

道を挟んだ向かい側に大きなゲージがあり、そこには猫の姿が!

ヨーロッパヤマネコです!

傾斜のきついところ。オオカミの放飼場だったと思います。
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広場まで戻り、ランチ休憩です。スロバキアは物価が安いと思っていたのですが、ロシアのウクライナ侵攻が始まってから物価はとても上がっているそうです。

大きなウィンナーとパン。フライドポテト。スロバキアに来てから気温が下がっていたので、温かい紅茶も頼みました。
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お昼休憩が終わってから、チベットクマの放飼場の間をのぼって猛獣エリアに来ました。

高さも広さもあるゲージの中にライオンがいました。

3頭のライオンがいます。

みんな良く寝ていました。

ペルシャヒョウ、ジャガーは連なった放飼場でした。

ペルシャヒョウ、黄色ぽっく体が大きいです。良く寝ていますが、動いているところも見ました。

黒いジャガーもよく寝ていました。

オセロット。主に南アメリカと中央アメリカに生息。

珍しいネコ科が見れて良かった! つぎはお猿さんたち、と歩いて一階へ向かっていました。

小ネコちゃんと遭遇! こんにちわ!動物園のネコちゃん??
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猿さんたちの放飼場。外にいたのはわずかで、みんな室内の中にいました。

アビシニアコロブス。何頭もいました。

Roloway monkey、ロロウェイモンキーは熱帯西アフリカに固有の旧世界ザルの絶滅危惧種。ボイニツェ動物園でももっとも珍しい動物に属するそうです。

フクロウグエノン。非常に珍しく、チェコとスロバキアの動物園で初めて飼育された非常に希少な種。2012 年の新登場。この神秘的な霊長類は、ヨーロッパの動物園に 24 頭しか生息していないそうです。

アカエリマキキツネザルです。

ボルネオオラウータン。Jago 1982年生まれです。雌と子どもは違う部屋にいました。

Yellow-cheeked gibbon、キホオテナガザル。金髪で生まれ、後に黒くなります。雄は一生を通じてこの色で、独特の金色の頬を持っています。 雌は母親の毛皮に溶け込むために金髪で生まれますが、後に黒くなります。雌は性的に成熟すると金髪に戻り、頭頂部には黒い帽子だけが残ります。

珍しいおサルさんたちを見てから帰ることになりました。朝来た道を戻ると雁が水を飲んでいました。
スロバキアは国土の3分の1が森林の自然豊かな国です。その地形を活かし整備された美しいボイニツェ動物園で、様々な種類の動物、鳥が暮らしています。動物園の案内を見て、見落としているところが沢山あることに気がつきました。貴重な動物を見ているのに、そのことに気がついていなかったことも分かりました。さすがスロバキア国立の動物園であると今ごろ感心しています。囲われた動物園という印象はなく、ハイキングしていたら動物が見えたという感覚が残りました。華やかな演出はないですが、自然の中でゆったりと動物を見て過ごし心も体もリフレッシュしました。良いところでした。できれば再訪したいと願っています。

帰りはボイニツェ城が良く見えるところで記念撮影しました。
ボイニツェ動物園(Národná zoologická záhrada Bojnice)
公式サイト