先日3月21日 神戸王子動物園は73年目の開園記念日を迎えました。

(
2024年3月21日)
入園は無料になりますが、あいにく雨模様のお天気で園内は静かでした。いつもならお祝いに動物園を回るのですが、今年は色々と忙しく疲れがでてしまい、当日は入園口から近いゾウ舎から動くことができませんでした。次の機会に今の王子動物園の様子をブログの記事に書きたいとおもいます。今年の秋から王子動物園はリニューアル工事が始まる予定です。
王子動物園リニューアルについて
(
王子動物園の資料館のパネル)
昨日 3月24日
アジアゾウ、マックがスイスから神戸に来て29年になりました。1995年3月、阪神淡路大震災の直後に2歳9か月でマックは神戸に来ました。幼い時に長旅で神戸まで来てくれたことに本当に感謝です。
当日24日は午前中のマックの足のケアを見るためと、今度王子から
東武動物公園へ移動するジャガーのネリアに会いに行きました。
ジャガー「ネリア」が転出します(3月27日)
11時すぎに王子に着き、真っ直ぐ猛獣舎に向かいました。ジャガーのネリアは午前中に放飼場にでています。
この日も雨模様で日曜の割に園内は静かでした。

ネリアは2階から見えるところにいました。
2020年 ネリアは2歳で南アフリカから来園。翌年にアトスとの間に双子、アステカとマヤを出産しました。

人懐っこくて親しみやすいネリア、若いのに子育てもしっかりして頑張っていました。寂しくなりますが、埼玉でも元気で過ごしてほしいです。王子でありがとう、ネリアちゃん。
++++++++++++++++++++++++++++

猛獣舎の隣にゾウ舎があります。11時半からアジアゾウ、マックの足のケアが寝室で行われます。

マックが寝室に入ってきたところです。

マックは日本最大級のアジアゾウです。

マックは前足に持病があり、毎日状態を見てケアが行われています。
ヤスリで爪の上を擦っていました。

水をかけて洗って

消毒液をスプレーしてもらいます。赤いですが、血ではありません。

見学の方が多くおられました。

ケアが終わるとマックは運動場に戻ります。

お昼ごはん(枝、笹、青草)をいただきます。マックが寝室にいる間にごはんはセットされています。関節飼育のマックと飼育員さんは同じ空間に居ることはできません。

マックも子どものころはズゼと同じ直接飼育が取られていました。

南側にいるズゼにお昼ごはんが運ばれてきました。

ズゼはお客さんにご挨拶をしました。飼育員さんの指示です。

シャワーの木の側で、ズゼはお昼を食べていました。
++++++++++++++++++++++++++++
猫長屋に行きました。

3月18日は
シベリアオオヤマネコ、アルの10歳の誕生日でした。
シベリアオオヤマネコのアルとベルは2016年12月
にラトビア、リガ動物園から来園しました。リガ市は神戸市と姉妹都市で、今年6月は提携50周年になります。リガ市はアジアゾウ、ズゼの出生地でもあります。

アルは気持ち良さそうに寝ていました。遅くなりましたが、アルくん、お誕生日おめでとう!

ベルは上にいました。美人さんです^^
++++++++++++++++++++++++++++

ホッキョクグマ舎に行きました。

奥に
ミユキちゃんの等身大のパネルがあります。国内最高齢だったミユキちゃん(33歳)は今年1月13日に亡くなりました。
「灘の貴婦人」と言われた美しいミユキちゃん、偉大な存在でした。一階に設置された献花台は溢れそうなお花が2月末までありました。
ホッキョクグマ「ミユキ」が亡くなりました
今は国内最年少のホッキョクグマ、
ゆめちゃんが王子にいます。昨年12月3日に旭川市旭山動物園から来園しました。ゆめちゃんの人気は凄いです。ゆめちゃんのお父さんは2020年まで姫路市動物園にいたホクトです。
ホッキョクグマ「ゆめ」が来園します。
ホッキョクグマ舎の隣のアシカ池は賑やかです。今現在6頭のカリフォルニアアシカがいます。
※2月26日まで7頭がいましたが、2022年生まれのニコが名古屋市東山動植物園に移動になりました。
カリフォルニアアシカ「ニコ」が転出します(2月26日)

カイト、コナツ、スミレの3頭の成獣。

ココナッツ(カイトとコナツの仔)、トトマル(カイトとスミレの仔)、コエル。
コエルちゃんは今年1月10日に桂浜水族館から来園しました。人口哺乳で育った有名なコエルちゃんが王子に来園するとは本当に驚きました。
カリフォルニアアシカ「コエル」が来園しますコエルちゃんは身が軽くて俊敏で性格も強そうで、大人たちにも負けてなく元気に過ごしています。

コナツとココナッツ。

スミレとトトマル。
トトマルは前日までペンギン屋内展示場にひとりでいました。母親のスミレが目薬を使って治療の間、母乳に通して影響がでてはいけないということでした。トトマルは魚を食べるのですが、まだ母乳も飲んでいます。
2024.03.24 11:52 アシカ池12時前 アシカ池で数をかぞえると6頭いました。しばらくペンギン屋内展示場にいた、トトマルが戻ってきていました。お母さんのスミレに甘えていました。コナツとココナッツ親子、コエルちゃん、カイトも南側にいました。
++++++++++++++++++++++++++++

アシカ池の南側にパンダ舎があります。屋上に黄色のお花が咲いています。
パンダのタンタンは療養中で長く観覧できない状態です。
中国ジャイアントパンダ保護研究センターの専門家(獣医師)の来日について
ショップ「パンダプラザ」の新シリーズ「お散歩タンタン」。タンタンが散歩をして園内の動物さんに会いに行くイメージでしょうか。
愛らしいタンタンと一緒の可愛い王子の動物さんたち。少し高価ではありますが、タンタンと王子の動物さんへ感謝の思いで私も購入させていただきました。

そしてパンダプラザに「ズゼちゃん大好き」が再入荷されていました! 嬉しくてまた買ってしまいました><
「ズゼちゃん大好き」が発売されました!!
レストランパオパオがあったところから、ズゼが見えました。木蓮の花が咲いてきました。

大きなマックの前には桜の枝が乱れていますが、まだ咲いていません。

ゾウ舎の西側の桜のピンクが見えました!毎日見てチェックしています。

マックの手前にあるのはアジサイ。新芽がでています。マックの誕生日6月13日、きれいな青紫のアジサイが咲くころです。
2歳9か月で大好きなお母さんから離れて神戸に来たボーイ(スイス時代のマックの名前)。神戸でマックと名付けられましたが、飼育員さんたちはボーイ(Boy)と呼んでいます。大きな体でキューキューと甘えるように鳴きます。

永遠の少年マックは白く長い牙を持ち、背が高く足が長くてかっこよくて賢くて、王子動物園のスターです。神戸で29年目、これからもずっと元気でいて、沢山の人たちを魅了していってくださいね! マックん、よろしくお願いします^^

王子動物園は今年2024年も現行施設の補修改修、動物福祉の向上のためにクラウドファンディングを行っています。
クラウドファンディングによる寄付を募集しています昨年2023年のクラウドファンディングのおかげで、ゾウ舎の設備もより良くなり、ウッドチップと川砂も導入されました。マックの足の負担が和らいでいます。本当に感謝いたします。ありがとうございます。
ゾウ舎にて、その後※アジアゾウのズゼが大好きで、ほぼ毎日王子動物園に会いに行っています。ブログ「
ズゼちゃん日記」を更新中です!