2013年07月10日

ドラキュラ城の舞踏会 百年の迷宮-赤川次郎

時間待ちで偶然古本屋で見つけた本、「ドラキュラ城の舞踏会 百年の迷宮」。ルーマニアを舞台にしているという解説と、赤川次郎の小説ということで買うことした。

20130710 book_k.JPG

まるで連載漫画のように、わくわくして面白い。読書が超苦手なのに2日で読んでしまった。
読み終わってすぐは、小説は漫画と同じように何でもありなんだと思った。過去や次元の違う世界と現世が交錯する話は非現実的に思える。が、現実に不思議な体験をした人たちは沢山いるので、全く空想な世界とはいえないように思えてきた。

ルーマニア、ブルガリアなどのバルカン諸国ではドラキュラ伝説があると聞いた。街から離れれば、山深く日が暮れれば狼の鳴き声が聞こえそうな小さな村が沢山ある。中世から変わらない生活をしているように見え、もしかしたら吸血鬼がいるのかも? という気になってくる。

本解説
ルーマニアの山奥で、中世の城が発見された。300年以上も土に埋もれていたはずなのに、昨日まで誰かが住んでいたかのように美しい城。その壁にかけられていたのは、日本人らしい女性の肖像画だった。絵の噂は日本にも伝わり、松橋美奈の周囲に波紋を呼ぶ。なぜなら、肖像画の女性は美奈に瓜二つだったから──。運命に導かれるようにルーマニアを訪れた美奈を待ち受けていたものは?

posted by jirokayo at 01:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック