2014年10月29日

京都市立美術館 「ホイッスラー展」

京都市立博物館で11月16日迄、「ホイッスラー展」が開催されている。日本では27年ぶり、世界でも20年ぶりの回顧展で、油彩、水彩、版画など130点が展示されている。
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(James McNeill Whistler)は、ボストンに生まれ、パリ、ロンドンで活躍した印象派と同世代の19世紀画家。ミドルネームから分るようにスコットランド系で、スコットランド人コレクターと縁が深く、グラスゴー芸術家グループに大きな影響を与えている。この展示会作品もハンテリアン美術館(グラスゴー大学付属)からの割合が高い。同美術館学芸員の長い解説が図録に記載されている。

版画や水彩画の作品が多く油彩画は少ないが、一点一点が印象に残るものであった。

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白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール
1864年、76.5x51.1cm
テート美術館

図録の表紙 美しい作品、展示会の目玉

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ブルターニュの海岸(ひと潮汐に)
1861年、87.3x115.6cm
ワズワース・アテニウム美術館

厚く塗っているのが新鮮に感じた。

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黄色と金色ノハーモニー:ゴールド・ガール コニー・ギルクリスト
1876-77年、217.8x109.5cm
メトロポリタン美術館

大きな作品、色の統一感がみごとで好きな作品

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灰色のアレンジメント:自画像
1872年、74.9x53.3cm
デトロイト美術館

灰色緑を薄く顔に塗っているのが印象に残る

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灰色と黒のアレンジメント No2:トーマス・カーライルの肖像
1872-73年、171.1x143.5cm
グラスゴー美術館

灰色と黒のアレンジメント:母の肖像を見た、トーマス・カーライルはとても気にいって、同じように描くように頼んだ作品。トーマス・カーライルは英国を代表する歴史家、批評家、スコットランド出身。夏目漱石の作品と行動から、漱石もこの絵を見ていると考えられている。

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ノクターン:青と黄色−オールド・バターン・ブリッジ
1872-75年,68.3x51.2cm
テート美術館

歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」のうち《京橋竹がし》、着想されていると考えられている。

京都市立美術館
京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
ホームページ
posted by jirokayo at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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