
美術館ではハンガリー画家の作品が観られる。歴史画、風俗画を通してハンガリーの人々の生活がわかる。
ショップでガイドブックを見つけることができなくて残念だったが、フォトチケットを購入して写真を撮った。

バロック絵画の展示室
写真は光が入っていますが、美しさは伝わると思います。クリックで拡大します。

Altarpiece of the Holy Ghost from Csíkszentlélek
1510年
Csíkszentlélekはトランシルバニアの町、1661年にモンゴル人によって破壊されている。
聖人の顔がアジア人、モンゴル系の顔に見える。

Székely Bertalan
Dobozi Mihály、1861年
Doboziは高貴な兵士、(と翻訳ソフトが語っています)

Székely Bertalan
The Women of Eger、1867年
トルコが攻めて来た時に女性も戦った様子を描いている。

LIEZEN-MAYER Sandor
Saint Elizabeth of Hungary、1882年
ハンガリーの聖人 エリザベート、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリザベートの名前はこの聖人からつけられた。

KARCSAY Lojos
Apple Harvest、1885年
りんごは野菜のない冬の保存食で、わらを敷いて並べられていた。時々向きを変えて、痛みだしたものから食べていたそうだ。

Rudnay Gyula
Woman Embroidering、1917年
刺繍
女性の表情が優しくて、好きな作品です。

Fényes Adolf
Siblings、1906年
兄弟を描いている、優しい絵で、岩崎ちひろの作品を思い出します。
ハンガリー国立美術館
Buda Palace Buildings A, B, C, D
ハンガリー国立美術館の公式サイト
ラベル:美術
リンゴが冬の野菜のかわりに 食べれていた事
藁の上に並べられて 保存され、痛んだものから食べられていた事
こういう状況を描いた 絵画を初めて見ました。
季節のものを食べるという 自然に寄り添った生活から 私たちは 随分遠ざかってしまったと 思います。
街は 明かりが 消えることはないし、一年中なんでも 食べられます。
季節感のない 生活の中からは 何も生まれてこないような 気がしました。
今日は雨が降って肌寒かったですね。先日のユニクロの感謝祭で、もう一本、中にボアがついたスエットパンツが欲しくて、ユニクロをはしごしてしまいました。体を冷やさないようにように、私も気をつけたいと思います。
APPLE HARVESTの絵を観る前日に、大平原トラベルのカタリンさんからハンガリーについて色々な説明を受けました。りんごの話もその時にお聞きしました。中欧ヨーロッパ、冬はとても寒いそうです。19世紀のハンガリー画家の作品は、この美術館の得にお勧めとのことでした。確かに目を奪われるものが多かったです。