2016年06月06日

ルーマニアの献血促進プロジェクトは大成功!?

ルーマニアで人気の高い夕方のニュース番組「Observator」が、赤色が抜かれた映像で一週間放送されました。この“RGB News”プロジェクトは献血への意識が低い国民を啓発するためのものでした。ルーマニアでは、献血をしたことのある人が全人口のわずか2%で、献血すればもらえる食事のクーポンが目当てのことが多く、人の命を救うために献血が必要だという意識がなかったそうです。

20160606 rgbnews2.JPG

この放送は1,400万人に視聴され、献血をする人はこれまでと比べて80%以上増えたそうです。さらにルーマニアの厚生大臣が、助かるはずの命が、献血不足で失われてしまうのは耐えられない! 献血センターを増やし、短期的でなく長期的に効果の出る施策をしたい。と発言しました。政府に献血に割く予算を300%引き上げることを約束させるという成果を上げることにもつながりました。
MOTTAINAI ワクワク未来ニュースより)

RGB News の紹介(英語バージョン)


ルーマニアは吸血鬼伝説があるので、献血なんかとんでもない? と思っていたのかと想像しました。東欧で唯一のラテン民族、赤抜き映像の効果抜群だったのですね。
ラベル:時事
posted by jirokayo at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ルーマニア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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