ラトビアのリガでガイドさんから、神戸の象がリガにいます。と聞いたのですが、実は反対でリガの象が神戸にいました。1990年生まれのズゼ、阪神淡路大震災の後、神戸市民を励ますために姉妹都市のリガから贈られました。
ズゼは人工哺育で育ったため子育てができず、過去2回出産した子ゾウはどちらも人工哺育となった後、骨形成不全で死亡しました。(初めての子は死産でした)それで4回目の出産は、子育て中のゾウやゾウ使いのいる市原ぞうの国で行い、自然哺育を学ばせようとしました。が、結局「ズゼ」は授乳ができず、生まれた子「結希」は、市原ぞうの国が飼育する「プーリー」が自分の子の「りり香」とともに母乳を与えて育ててくれました。代理母によるゾウの育児は日本初のことです。(王子動物園のサイトから)
ズゼの所有権はロシアにあったのですが、ズゼが大好きだったラトビアの市民は返却のために寄付金を募ったそうです。なのに神戸の元気のためにに贈ってくれました。
そして今、ズゼの子供「結希」と乳きょうだいの「りり香」が王子動物園にホームステイ中です。
平成29年6月29日(木曜)〜7月15日(土曜)。
二頭はとっても賢くて驚きました。
ハーモニカを吹いたり、タンバリンを鳴らしたり、椅子に座ります。が、驚いたことにお絵描きもできるではないですか! 日本で絵を描ける象は3頭だけで、もう一頭はりり香のお姉さん象とのことです。
神戸の絵を二頭で交代に描きます。
結希が赤色でポートタワーを描いて、完成です。
ラトビアのリガに行かなければ、王子動物園に象を見にいくことはなかったと思います。
タイミングよく、ズゼの子供にも会えて良かったです。ありがとうございます
2017年07月07日
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