2017年07月31日 19:08
【7月31日 AFP】(更新、写真追加)フランスの大女優、ジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau)さんが死去した。89歳だった。代理人が31日、発表した。
当局関係者によると同日朝、パリ(Paris)の自宅で亡くなった状態で発見された。
モローさんは批評家の絶賛を浴びた20世紀映画に数多く出演。出世作は1人の女性と2人の男性の三角関係を描いた故フランソワ・トリュフォー(Francois Truffaut)監督の「突然炎のごとく(Jules et Jim)」(1962年)。ハスキーな声とはっとする美しさで観客たちをとりこにした。
1992年には「海を渡るジャンヌ(The Old Lady Who Walked in the Sea)」で、フランスのアカデミー賞(Academy Awards)に当たるセザール(Cesar)賞で最優秀女優賞を受賞。80歳代になっても現役を貫いた。
エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は追悼の意を表し、モローさんは「映画を体現した」と述べ、「既成秩序に常に反抗する」自由な精神の持ち主だったと語った。
大女優の作品を私はたった3本しか見ていません。いずれのモローさんも鮮明に覚えています。
1990年制作「ニキータ」
ニキータに美しさを武器にするよう教えているシーン。
2012年制作「クロワッサンで朝食を Une Estonienne à Paris」
エストニアから来た女性と寄り添う
2000年制作 テレビ版「レ ミゼラブル」
修道院長の役
心からご冥福をお祈りいたします。