2019年03月17日

良寛詩集ー日本の禅語録 第二十「 良寛」より

義父の残した書籍を一冊、日本の禅語録 第二十「 良寛」、なにげなく開いてみました。そのページに書いてあった詩、なんて本当のことなんだろう、と感じ入りました。
良寛は1758-1831、江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家です。

20190318 book1.jpg

心という木はなんと澄みきっていることか
その水面を眺めわたしても涯は見えぬ
しかしそこにちらりと一念が起こったとたん
あらゆる像が眼前に畳なわる
人はそれに執われて有の見を生じ
それに乗っかって永久に本心に戻らない
嘆かわしや 迷妄の人は
ついに十纏にまといつかれる

※十纏(じつてん):衆生の心にまといついて修繕を妨げる十種の宿命的な迷妄


20190318 book2.jpg

生前、義父は禅を組みにお寺に行っていると話してくれました。退職後は禅関連の難しい本を早朝から正座して読んでいた、と義母から聞きました。

20190318 book3.jpg

本の終わり頁の裏に日付が書いてあります。おそらく義父が読み終えた時に書きこんだものだと思います。
実家のものを整理しなければいけないのですが、思い切るのに躊躇います。だからと言って、義父の本を全て読むのは読書の苦手な私にはとても無理です。今日実家でたまたま開いた本の一節、義父がここを読みなさい、と言ってくれたようでした。

posted by jirokayo at 23:50| Comment(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。