
私は訪問団がズゼに会っている時は王子いなかったのですが、夕方に飼育員さんから丸太を見せていただきました。中に何か入っていて音がなるようになっています。木ネジで閉じられていて、上手に作られています。持たせていただいたら、結構な重さで、5−6kgぐらいに感じました。
ラトビアは森の多い自然豊かな国で、6歳までズゼは木の香りと温もりに親しんで育ったのだと思います。

リガ動物園の園長がズゼに丸太を渡している様子をTwitterにアップしました。撮影はお友達がしてくれました。
2019年5月20日 リガ訪問団がズゼに会いに来ました。プレゼントの丸太を渡しているの男性はリガ動物園の園長で、ズゼのリガ時代の飼育担当だったそうです。前半は消音にしてますが、後半に丸太の音が聞こえます。びっくりしてズゼは外に出ていきました。#王子動物園 #rigazoo #アジアゾウ #ズゼ #Zuze pic.twitter.com/DLdZG7njFK
— kayozou (@Jirokayozou) 2019年5月21日
この後、ズゼが自主的に寝室に戻ってきて、丸太をくわえて外に出ていきました。玩具で遊ぶ様子をYouTubeにアップしました。楽しそうに上手に遊んでいたのですが、遠くに投げてしまい、丸太は没収されてしまいました。翌々日の休園日に丸太で遊そばしてもらい、その様子を録画、リガ動物園に送られるそうです。
ズゼは1996年、6歳で神戸に来園したときに2つの丸太を持ってきました。とても大切にしていたそうですが、今この丸太は壊れてないそうです。
写真は王子動物園の機関紙、Habataki 2019 winter/springから
ズゼの丸太がもうひとつある!? と飼育員さんにあると聞いて、資料館で見せていただきました。ズゼが王子に来園した時の嫁入り道具のひとつです。手作りの木箱に玩具やお手紙がたくさん入っていたそうです。今まで一度公開されたことがあるとのことです。
ズゼの王子来園の経緯、様子は機関紙Habataki 1997年No.40号に掲載されています。http://www.kobe-ojizoo.jp/habataki/pdf/habataki40.pdf

Zuzīt, Sveiciens no Rīgas! 「ズゼ、リガからのあいさつ」と書かれています。

ズゼは生後3か月で母親が膵臓癌で亡くなり、人口哺乳で育ちました。ズゼの保有権はロシアにあったのですが、募金を募ってリガの人達がロシアからズゼを買取りました。リガの人達にとても愛されていたので、神戸に贈ることを大反対されたそうです。震災で傷んでいる子供たちのために、マックのパートナーにと寄贈を決断していただきました。手放して23年経った今でも、リガの人達にはズゼは大切な娘のような存在なのだと思います。神戸ともっと近ければ、ズゼの元気な姿をリガの人達に見ていただけるのに。。ズゼにも生まれ故郷をもっと感じてもらいたい、リガ動物園からの丸太はズゼの宝物、機会をみて触れさせてあげて欲しいです。
Twitterからこちらに飛んできました😄
このお話✨、いいお話ですね😊
ちょっと泣きそうになっちゃいましたf(^_^;
ありがとうございました m(_ _)m
大感子さん、ありがとうございます。
こうして記事に残していると、時間が経っても、ズゼをお好き方や関心のある方に読んでいただけるのですね。うれしいです。
ズゼは生後3カ月でお母さんを亡くしました。リガ動物園のスタッフの方々に大切に育てられました。それでも寂しさや不安はあったと思います。ズゼはひとりで遊ぶのが上手いです。この丸太も上手に使って遊んでいました。懐かしいリガの香りがしたでしょうか。6歳でズゼをお嫁に出したリガの人達の思い、ズゼへの愛情は、24年経った今も続いているのです。もっとそのことを知っていただきたいす。
大感子さん、本当にありがとうございました。
ズゼちゃんには、そういう過去があったのですね。お話、聞かせていただけて本当に良かったです(ToT)
リガの人達が、どんな想いでズゼちゃんを手離したのか、それを思うと、私は胸が苦しくなります。そして、そんなリガの人達のために、かよこさんは毎日ズゼちゃんの様子をツイートし続けているのですね。本当に素晴らしいですし、本当に、泣けてきます(ToT)
お話、ありがとうございました。
また、Twitterを通して、お話拝見させていただきます。
大感子さん、ありがとうございます。
ズゼの来園は1996年9月で、もう一昔前のお話しになっているようです。ズゼが来園した経緯をどこかに紹介して欲しい、と園にお願いしたこともあるのですが、なかなか思うように行きません。なので、こうして繰り返しブログで書いています。大感子さんに知っていただけて、本当に嬉しいです。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします(*^^*)