2019年11月18日

映画 「いのちスケッチ」☆大牟田動物園が舞台の人間ドラマ(2019年制作)

映画 「いのちスケッチ」を塚口サンサン劇場に観に行きました。一週間のショートラン、一日2回で11月21日まで上映でしています。この作品を知ったのは偶然でしたが、大牟田市動物園が舞台であるということ、主人公は漫画家志望だったという2つに魅かれ見たいと思いました。

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舞台の福岡県大牟田市動物園は国内で初めて無麻酔採血に成功するなど、動物福祉に特化した動物園として世界からも注目されています。主人公の田中亮太は漫画家になることを諦めて東京から大牟田に戻ってきましたが、父親の許しがなく実家に帰ることができませんでした。

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友人の家に居候し、見かねた友人から地元の延命動物園(大牟田市動物園)でのアルバイトを紹介されます。最初は気が進まない亮太でしたが、人手不足の園から強引にスタッフに組み込まれていきます。働くうちにここが、動物の健康と幸せを第一に考える、世界でも珍しい「動物福祉」に力を入れる動物園であることを知ります。が、予算縮小で園の運営は危機的状況にありました。

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収益増大のために飼育係、スタッフが考え工夫をこらします。亮太は絵の才能で貢献。そして今は認知症になった祖母が昔から動物園に通って、動物をスケッチしていたことを知ります。動物園の取り組みは地味であり、また成果を発表できる段階に至るには時間がかかりました。亮太の描いた漫画を見たい、という祖母のため、動物園のために亮太は決意します。

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主人公亮太役は佐藤寛太さん、獣医の彩役は藤本泉さん、園長を武田鉄矢さん、祖母役を渡辺美佐子さん、母親を浅田美代子さんが演じていて、瀬木直貴氏が監督を務めています。

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大牟田動物園の取り組みを初めて知りました。世間から避難されること、無視されることがあっても、コツコツを日々のトレーニングを続けること、命を繋げることの大切さを教えてもらいました。兵庫ではこの映画館だけの公開で、派手にアピールするものはないですが、ゾウが大好きで毎日動物園に通っている私には、鑑賞できて本当に良かった作品です。ありがとうございました。

予告編


  

大牟田動物園はもちろん、大牟田のお祭りの風景、あたたかい人たち、街並みが背景にシーンにと見れます。

いのちスケッチの主題歌


エンドロールに静かに流れてくる動物の絵と歌にも感動しました。「瞳の中のあなた」、現役医師ふたりのユニットです。

映画「いのちスケッチ」の公式サイト


ラベル:動物園
posted by jirokayo at 11:56| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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