1月31日 西宮の兵庫芸術文化センターで【ベートーヴェン生誕250年 佐渡裕 音楽の贈りもの「皇帝」&「英雄」】が開催されました。
■出演者
芸術監督: 佐渡 裕
ピアノ: エフゲニ・ボジャノフ(Evgeni Bozhanov)
管弦楽: 兵庫芸術文化センター管弦楽団
■プログラム
ウェンゼルバーグ:ヒロイック・ドリームスケープ・ファンタジー *日本初演
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
ベートーヴェン:交響曲 第3番 「英雄」
●アンコール
ソリスト:リヒャルト・シュトラウス:Morgen!(あした!)編曲レーガー
ベートーヴェン:交響曲 第7番より 第4楽章
2020年ベートーヴェン生誕250年の記念のスペシャルコンサート。ぜひ行きたい!と思いました。ピアノ協奏曲の中でも人気の高い「皇帝」、そしてベートーヴェンが一番気に入っていた交響曲と言われる第3番「英雄」。2曲が聴けるというのもありましたが、ソリストがブルガリア出身のエフゲニ・ボジャノフさんだったからです。2015年4月に「ショパン&ブラームス 2番への誘い」公演でボジャノフさんのピアノを聴いてから、また演奏を聴きたいとずっと思っていました。佐渡裕さんの大のお気に入りのピアニスト、とても個性的な演奏でオルゴールやハープの音色を放ち、今回も素晴らしい演奏を続けている、と佐渡さんがお話しされていました。兵庫芸術文化センター管弦楽団設立15周年ということで、全国ツアーをボジャノフさんと行っています。
ボジャノフさんに会った記事:佐渡裕指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団公演(2015年4月)ショパン&ブラームス 2番への誘い」
あれから5年が経ち、大好きなベートヴェンをボジャノフさんのピアノで聴ける! と喜んでいたのですが、なんとチケットを失くしてしまいました。ホールに問い合わせると、公演が始まる前に購入した場所に誰も座ってなければ入場できる、その際に身分証を見せる必要があるということでした。それで開園5分前にホールに入れてもらえました。席は3階の中央の左より、ピアノ奏者の手元がよく見える場所です。
1曲目にウェンゼルバーグさんが18歳の時に作曲した「ヒロイック・ドリームスケープ・ファンタジー」、日本初の演奏でした。「実によくだきた曲、ハリーポッターのようなところもある」、とベートーヴェンの「英雄」第4楽章の変奏曲とした構成になっている、佐渡さんより説明がありました。
ピアノ協奏曲はボジャノフさんの手の動きを追いながら、ピアノとオーケストラの音色、旋律の入れ替わりを心良く聞き入りました。ピアノから柔らかい鐘のような、リズムカルで鈴のような軽快な音が印象に残りました。
アンコールはートーヴェンの交響曲 第7番の第4楽章、とても盛り上がりました。阪神淡路大震災から文化芸術の復興のシンボルとして2015年に設立された兵庫芸術文化センター、管弦楽団、こうしてベートーヴェンの名曲を素晴らしい演奏で聴かせていたでいて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
ボジャノフさんの最新CDを買いました。MORGEN、ドイツ語で「明日」の意味です。コロナウイルス流行のためサイン会はありませんでした。
販売スタッフの方に「ボジャノフさんによろしくお伝えください」、と言ってしまいました。
ドイツロマン派の曲集、今日車の中で聞きました。とても良かったです!
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