
昨日通りかかったら、なんと上巻がありました! どんなんかな? と見つけたのが嬉しくてカバーから出して見てみました。小さな字!これはやっぱり読めないな〜、と思って、厚いカバーの中に本をしまおうとしたら、表紙が柔らかいからうまく中に納まりませんでした。ベタベタと触ってしまったし、コロナのご時世ですから、やっぱり買うべきだと思いお店に入りました。年輩のマスターが私を見るなり「あぁ、それ上巻しかないねん。下巻は検索して探してもらわんと。揃っとたらええ値段やねんけど。100円でええわ」、と言われました。明るくさばさばしたマスターでした。

昭和39年6月25日 第1刷発行、1400円。当時は高価で貴重な本だったと思います。大佛次郎さんの文章は読みやすいので、時間はかかっても(大げさですが)死ぬまでに読みたいと思います。