
(2021年4月14日 )
昨年の春に会った浜子さん、新緑に包まれて元気に動いて枝を食べていました。体が丸く大きな耳ををもっておられて、かわいらしいゾウさんでした。じっと見ていると、浜子さんは見つめかえしてお返ししてくれているようでした。
浜子さん、はじめまして!! 浜松市動物園のアジアゾウ(2021年4月14日)
浜子さんの調子がもうひとつ良くないと、ゾウさん好きのお知り合いから聞いて心配していました。一度会いに行きたいと思っていたのですが、神戸を離れにくいこともあって思いきることができませんでした。浜子さんの訃報を聞いて、せめてお花だけでも持って行きたいと急遽浜松にでかけました。

浜松市動物園に着いたのは13時半ごろでした。浜子さんの献花台は17日から設置すると聞いていたので、お花は入園口で預かってもらうつもりでした。「献花台を設置しているので、そちらにどうぞ」、とチケットブースで教えていただきました。

ゾウ舎は入園口から坂道をずっと上っていったところです。ゾウ舎の側に屋根つきの広場があって、そこに献花台がありました。
右奥に「ゾウ売店」が見えます。

献花台後ろに浜子さんのお写真

青草を食べている浜子さん
お花を置かせていただいて手を合わせました。
浜子さん
ありがとう
どうぞやすらかに
お花屋さんでいただいたメッセージカードに書いて、お花の後ろに添えました。
お花は浜松駅に隣接しているショッピングモールで買いました。慌てていたので、写真も手紙も用意できませんでした。

ゾウの運動場から見たゾウ舎。プールは水で満たされていました。

ゾウ舎はコーンが置かれていて、中に入ることができませんでした。

ブルーシートに覆われていて、浜子さんが亡くなって間がないのだと実感しました。

「ゾウの歩き方」。浜子さんのお写真でゾウの歩き方の説明。

地面に浜子さんの前足、後足を描いて、分かりやすく解説しています。

これにそっていくとゾウの運動場、広場が見えます。

(2021年4月14日)
浜子さんがこのように歩いているのだと想像しました。

献花台の置かれている広場の奥に展示スペースがあります。子供達が描いた動物さんたちの絵、入選作品が掲げてあります。元気で素直なこども達の作品です。

ゾウさんが何枚もありました。浜子さんが浜松で過ごした50年、たくさんの子供たちのモデルになってきたのだろうなと思いました。動物園のゾウさんは大きな存在、小さなこどもたちには怖さ以上に大きな憧れを感じていたのではないかと、自分のことを振り返ってそう思います。

広場の奥のゾウ売店。ここに浜子さんのものがあるかと入ってみました。ポストカートがありました。今年2022年ナイトズーの時のものです。動物園応援のためのバッチもまだありました。買い占めててはいけない、欲しい方がたくさんおられるはずだと思い個数は控えました。

動物園応援バッチは餌代になります。
「浜子さん、残念でした」と売店のスタッフが言われました。「本当に悲しいです」と言うと、「僕もここで10年以上見てきましたから。。」と言われました。

ポストカード。パイナップルに51 描かれています。かわいくて優しいお写真、うれしいです。

平日の午後、ほとんど人に会いませんでしたが、15時すぎにはお客さんをよく見かけました。献花台に手を合わせておられる方もおられました。 私は9,10月の遠出できる日が限られているので、昨日に行かせていただいて良かったです。

(2021年4月14日)
浜子さん、一度しかお会いできませんでした。でもその存在感は大きくて忘れることはありませんでした。これからも私の中では新緑の中で生き生きとした浜子さんです。

(2021年4月14日)
ラベル:ゾウ