先日 WOWOWで放送があったフランス映画「オートクチュール」を観ました。
高級ブランド「ディオール」のアトリエが舞台、美しいオートクチュールの制作に携わるお針子たちのストーリーです。アトリエの責任者、エステルは次のコレクションが最後で引退することが決まっています。エステルは人生全てをディオールの制作に捧げてきたお針子、職人で他のお針子たちに指示をだし皆をまとめてきました。糖尿病でありながら、チョコレート、飴、たばこ、抗うつ薬を常用し精神を保っていました。ある日万引きに逢い、その犯人である若いジャドの才能を見抜き、お針子見習いにアトリエに招きました。ジャドは反発しながらもエステルにもディオールのアトリエにも魅かれていきます。
エステル(ナタリー・バイ)は孤高できつい性格ですが、たまに見せる笑顔がとても美しく優しさが現れます。ジャド(リナ・クードリ)は移民の家系で両親に恵まれず、盗みをはたらく時もありますが、素直で従順かわいい性格が見られます。ぶつかり合いながら信頼関係を作っていけたのは、母親以上に歳の離れたエステルの器、寛容さがあったからなのだと思いました。
ディオールのアトリエは清楚な白が多く見られます。お針子たちのガウン。制作中のドレス。壁の色。。
エレガントなドレスが作られていくシーンは美しいなと見ていました。久しぶりにフランス映画の良い作品に出逢えて嬉しいです。パソコンしながらのながら見なので、何度も再生してストーリーがやっとわかりました。フランス語も聞けるので、また繰り返して見たいと思います。
オートクチュールの公式サイト
解説:映画com.から
フランスのラグジュアリーブランド「ディオール」のアトリエを舞台に、世代も境遇も異なる2人の女性の人生が交差する様子を描いたヒューマンドラマ。ディオールのオートクチュール部門でアトリエ責任者を務める孤高のお針子エステルは、次のコレクションを最後に引退することを決めていた。準備に追われていたある朝、エステルは地下鉄で若い女性にハンドバッグをひったくられる。その犯人ジャドの滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、彼女を警察へ突き出す代わりに見習いとしてアトリエに迎え入れる。反発しあいながらも、時には母娘のように、そして親友のように、美を生み出す繊細な技術をジャドに授けていくエステルだったが……。「たかが世界の終わり」のナタリー・バイがエステル、「パピチャ 未来へのランウェイ」のリナ・クードリがジャドを演じた。ディオール専属クチュリエール監修のもと、ディオール・ヘリテージに保管されていた幻のドレスや貴重なスケッチ画などが登場。
2023年01月11日
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昨日から天気の悪い日が続きますね。
私もつい先日Amazonプライムでウォッチリストの一つ「ディオールと私」を見ていた所でした。
何が印象的とゆうと香代子さんもおっしゃってるように、ディオールのアトリエの清楚な白、お針子さん達の白のガウンが印象的でした。
ほんとに手縫いで、一枚の布から作りあげらるドレス。いまだにボタンつけ直すことでも面倒な私から見るとお針子さん達の技術は人間業とは思えません。
感心とため息ばかりです。
ほんとに昔からディオールは小物類、化粧品から入門して、持っているだけで気持ちが幸せでした。
又改めて「オートクチュール」も見てみたいと思います。
秋に「ミセス ハリス パリに行く」も見たかったのですが、機会逃してしまいました。
今日は天皇、皇后両陛下も見られたとニュースで見たので、「Dr.コトー」を見に行きました。やはり病院関係は辛いですね。最近母親の事で病院いくことが多くなったので。
エレガントな夢の世界でもいいから一時でも心を癒されたいです。
年始に謙虚に
一言おおくならないように我慢も必要かなと思ってましたが、新年早々誓いは敗れてます。
改めて今年もよろしくお願いします。
rinoさん、お元気でお過ごしですか。あっという間に1月も半ばまできましたね。
「ディオールと私」という作品を見ておられたのですね。私はその映画は見たことがないのですが、ディールのアトリエはためいきがでるような美しい世界ですね。
フランスは労働時間、休暇制度が確立されていて長時間労働をするイメージがなかったのですが、私の観た「オートクチュール」では朝8時から夜遅くまで、週末返上して働いていました。みながそうではないかもしれませんが、そういう主人公の姿にも魅かれました。こつこつとした努力の上にディオールのブランドはなりたっているのですね。華やかな部分だけではないとわかりました。
ディオールのホームページを見ましたが、靴下一足6万円! バックも素激ですがとても手がでません。化粧品も有名ですね。今度なにか買えたらと思います。
「ミセス ハリス パリに行く」は今心斎橋で上映していますね。朝の回なので、観に行くのは厳しいですが、たまに映画館に行くのも良いですね。
「Dr.コトー」を観に行かれたのですね。また私もチェックしたいと思います。
お母さまの体調はどうでしょうか。今週は寒いそうなので、どうぞお大事になさってくださいね。
私も謙虚の言葉を忘れがちですが、呪文のように唱えて身につけたいです。
こちらこそ、あらためてよろしくお願いいたします^^