2023年02月11日

「スロバキア国立 ボイニツェ動物園」のアフリカゾウ、GulaとMaja!プラス Tembo来園 A(2022年10月12日)

スロバキア国立 ボイニツェ動物園(Národná zoologická záhrada Bojnice)はスロバキアで唯一ゾウがいる動物園で、ぜひ訪れたいと今回の周遊コースに入れていただきました。2頭の雌のアフリカゾウに会うのはもちろん、新しいゾウ舎を見るのも楽しみにしていました。

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園内のマップ。ゾウのエリアはほぼ中央に位置し、とても広いです。

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スロバキア語でゾウはSlony。
なだらかな山に動物園はあり、坂道が続きます。案内をがありました。

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坂道から横道に入り、ゾウのエリアに向かいました。

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夫が先を歩いています。

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アフリカゾウの紹介です。

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2019年2月14日 新ゾウ舎着工のセレモニーが行われました。石にプレートが打ち込まれています。

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ゾウ舎まで木で作られた通路が続いています。ゾウ舎の中に入って、通りぬけてし放飼場が見えるところにいきます。

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中に入ったところ。2階からゾウを見下ろせるようになっています。

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やわらかそうな土がひかれています!

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右側は仕切られた小さめのエリアがあります。

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左3分の2は仕切りがなく、中央に小さなプールもあります。

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エリアの端は石を積まれていて、一定間隔で枝の形をした柵が立てられて繋がっています。

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これは電柵でしょうか。初めてみました。
一階にトイレがあるので、お客さんも一階からゾウ舎を見れたと思います。行かなくて後悔しています。

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天井の空調と電気。スロバキアは冬は寒いので暖房設備は整っていると思います。

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ゾウ舎から外にでると放飼場が広がっていました!

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遠くにゾウさんが見えました!


Gula、Majaとゾウの放飼場
動画で見ていただいた方が広さや環境がよくわかります。

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山側でフィーダから干し草を食べているのがGulaで、手前にいるのがMajaです。

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Gula

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Maja

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放飼場の端からだいぶ内側に丸太が並べてあり、室内と同じような電柵?が設置されています。

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逆三角形型に掘られたモートです。

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電柵か電柵の代わるもの、良いデザインだと感心しました。

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GulaとMajaの紹介がスロバキア語と英語で書かれています。青字が紹介文を意訳したものです。
ボイニツェ動物園はスロバキアで唯一、1984年からゾウの飼育をしています。
2頭の雌ゾウはMajaとAjaという名前をもらいました。が、Ajaは実用性からGulaに改名されました。
どちらも甘い果物(リンゴ、オレンジ、バナナ)、岩塩と特別な楽しみが好きです。


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(案内下の2頭のストーリー)
・GulaとMajaは1983年アフリカ、ジンバブエで捕えれました。その時2頭の年齢は後に歯の生え変わりが確認されたので、2歳半ぐらいだったと推定されています。
・ヨーロッパに彼女たちは到着後、検疫のためポーランドで一年を過ごしました。
・1984年8月28日 午後遅くにオランダの輸送会社 Van den Brinkaが2頭をボイニツェ動物園に運んできました。
2頭が到着した時、ゾウ舎はまだ工事中で未完の状態でした。仮住まいのゾウ舎が特別に作られました。
・1984年12月8日(土)に彼女たちは新しいゾウ舎に移動しました。そこで36年を過ごしました。
長い年月が過ぎ、現代の観点から見て2頭のゾウ舎は飼育、繁殖に向いていないと考えられました。2019年2月14日(火)はゾウたちにとても重要な日でした。新ゾウ舎の礎石の打ち込み式があり、それは新たな未来、MajaとGulaのもっと立派なゾウ舎建設を表しました。
・2020年12月9日からMajaとGulaは新しいゾウ舎げ楽しく暮らしています。



Maja a Gula majú nový domov(RTV Prievidza)
新ゾウ舎に移動する前にコンテナーに入るトレーニング、移動をした時、旧ゾウ舎でのトレーニング等の貴重なシーンが見れます。

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Gula
Majaと比べて、耳のはしが薄く見える。色が茶色っぽい。
右耳に穴がある。
140Lの水を飲む。
牙が片方短い。
ゴロゴロと言う声が好き。
今のゾウ舎ではGulaがリーダ。旧ゾウ舎ではMaja


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Maja
Gulaと比べて、背が高い。細い。色はグレイっぽい。
200Lの水を飲む。
プールが好き。
旧ゾウ舎のリーダ。



MajaとGula
Majaが草やおやつになるものを探して動いていました。干し草を取っていたGulaもフィーダーから離れてMajaの方へいきました。すれ違う時にGulaから話をしているようでした。

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Gulaがフィーダーから離れたところです。

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GudaとMajaが向かいあいました。

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Majaがフィーダーに行くとGulaも後を追い、ふたりで干し草を取って食べていました。

ジンバブエで2歳半で捕えられてから、38年間一緒のふたりは良い関係に見えました。これからも素晴らしい環境で仲良く過ごしてほしいと願ってゾウ舎を後にしました。

そして12月にビックニュースが飛び込んできました! シェーンブルン動物園から雄ゾウのTemboがこのボイニツェ動物園に移動してきたのです!なんてびっくりです!

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Tembo ジンバブエ生まれ 37歳(2022年10月10日 シェーンブルン動物園)
シェーンブルン動物園で見たTemboがGulaとMajaと同居を始めるなんて。繁殖を目指しているのでしょうか。40歳の彼女たちに出産を期待して良いのでしょうか。


Temboの来園
ボイニツェ動物園のサイトより
Temboが来園した時にまとめられた動画です。最後の写真にシェーンブルン動物園の飼育員さんたちも写っています。
Temboの輸送の前に、ボイニツェ動物園とシェーンブルン動物園は何度かミーティングを行い、飼育係の 1 人はウィーンで 1 週間の研修を行いました。 輸送は詳細に計画され、Temboは数ヶ月間訓練を受けました。Temboの積み込み、輸送、その後の積み下ろしは問題なく行われました。 輸送はオランダの専門輸送会社によって行われました。
pdfファイル:1.12.2022 Vitaj Tembo! Ďalší významný krok v chove slonov v Bojniciach

Maju a Gulu – legendárne a jediné slony žijúce u nás čakalo v ich výbehu v bojnickej zoo prekvapenie. Z Viedne sem priviezli nového obyvateľa – slona Temba. Statný samec by im mal robiť spoločnosť a nie je vylúčené, že po čase prekvapia aj sloníčaťom.

Pavol Čertík TV JOJさんの投稿 2022年12月2日金曜日

Temboがボイニツェ動物園に来園した時の動画です。ゾウ舎の中でのTembo、Gula、Majaが見れます。女性たちは落ち着かない様子です。Temboは移動になれているのか落ち着いているように見えます。

V bojnickej zoo sa diali veľké veci. Ošetrovatelia začali spájať slonice Maju a Gulu s ich novým susedom. Temba sem priviezli pred týždňom. Je mimoriadne pokojný a preto sa rozhodli, že je čas aj na osobné stretnutie s jeho susedkami.

Pavol Čertík TV JOJさんの投稿 2022年12月8日木曜日

放飼場でのGulaとMaja。Temboがくると早歩きで立ち去っています。38年も女ふたりだったところに突然男子がやってきて、すごく戸惑っているようです。「だんだん慣れてくるでしょう」と飼育員さんが言われいるそうです。同じジンバブエからヨーロッパに来た同世代の3頭のアフリカゾウ、スロバキアの豊かな自然の中でゆったりと幸せに暮らしてほしいです。Gulaさん、Majaさん、Tembo、これかもずっと元気で過ごして下さいね! 遠い日本から応援しています!

ボイニツェ動物園
Národná zoologická záhrada Bojnice
公式サイト


posted by jirokayo at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物園・動物関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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