2025年08月08日

マルミミゾウの赤ちゃん誕生、おめでとうございます!広島市安佐動物公園☆クラファンのリターン日に訪れました(2025年3月19日)

8月5日の早朝、広島市安佐動物公園でマルミミゾウの赤ちゃんが誕生しました。
マルミミゾウは世界で3頭しか飼育されていない希少動物で、そのうち2頭が広島にいます。雄のダイくん、雌のメイちゃんです。2頭は2001年にアフリカのブルキナファソから日本に来ました。ダイくんは秋吉台自然公園サファリランド、メイちゃんは安佐動物公園で暮らしていたのですが、2022年にダイくんが安佐動物公園に移動し、メイちゃんとマルミミゾウの繁殖を目指すことになりました。

安佐動物公園公式サイトマルミミゾウのメイが出産しました!!(8/5)

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安佐動物公園サイトより
メイちゃんが無事に出産されたこと大変嬉しく、心からお喜び申し上げます。

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メイちゃんの出産を応援するクラウドファンディングが昨年11月にスタートしました。第一目標額の9百万はあっという間にクリアし、3千万を超す支援金が集まりました。
Readyforサイト広島市安佐動物公園|マルミミゾウの赤ちゃん誕生をみんなで支えよう!

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私もクラファンが立ち上がった日にリターン、『【現地で応援】オスゾウ「ダイくん」のゾウ舎バックヤードツアー 2025年3月19日』を申し込みました。
安佐動物公園には2回行ったことがあり、マルミミゾウのメイちゃん、ダイくんに会っていたのもあり、ぜひ応援させていただきたいと思いました。

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(2025年3月19日撮影)
安佐動物公園には2頭のマルミミゾウと1頭のサバンナゾウが暮らしています。
広島の動物園を訪れたきっかけはサバンナゾウ(アフリカゾウ)のタカくんでした。姫路セントラルパークで開催されていた阪明美さんの遺作展「始点への帰展」に感動し、阪さんが日本画で端正に描かれたアフリカゾウの一頭、タカくんにぜひ会ってみたくなったからです。
ブログ記事再訪☆アフリカゾウを描いた阪明美さんの遺作展「始点への帰展」☆2024年3月3日まで延長開催中です!@姫路セントラルパーク

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(2025年3月19日撮影 タカくん)
3月19日のクラファンのリターンイベントが開催日も、タカくんに会えるのを楽しみにしていました。
(動物園紹介より)
名前:タ カ
性 別 :♂
出 生 地 :姫路セントラルパーク(兵庫県)
来 園 日 :2005年3月10 日
1991年5月29日に日本で生まれたゾウです。体重は5トンを超え、長い鼻で重たい丸太も軽々 と持ち上げられるほどの力持ちです。


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今日のイベントマルミミゾウ舎に掲げている紹介、説明です。

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ゾウの仲間はアジアゾウ、アフリカに住むサバンナゾウ、マルミミゾウがいます。

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サバンナゾウとマルミミゾウの違い。安佐動物公園で両方を見ることができます。

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『マ ル ミ ミ ゾ ウ は 希 少 な 種』
マルミミゾウは国際自然保護連合(IUCN) のレッドリストで『深刻な危機(CR)』とされています。野生での生息状況は不明ですが、その数は急速 に 減少していると考えられています 。その主な原因は 、生息地の破壊や牙を狙った密猟によるものです 。マルミミゾウのことを知り、守るために私たちができることを考えていきましょう


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イベントの主役はマルミミゾウ、ダイくんです!
(動物園紹介より)
名 前 : ダ イ
性 別 : ♂
年 齢 :2001年に推定2歳で来園
体 高 : 約 270cm (地面から肩までの高さ)
体 重 : 約 5000kg
担 当 者 か ら の ひ と こ と
安佐動物公園には2022年にやってきました。人懐こく、豪快な泥浴びは見てて飽きません。
2023年12月にはメイとの交尾に成功しました。国内のマルミミゾウを次世代までつないでも らうため、メイとの繁殖がうまくいきますように!

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そして8月〜10月に出産予定のメイちゃん。
(動物園紹介より)
名 前 : メ イ
性 別 : 우
年 齢 :2001年に推定 2 歳 来園
体 高 : 約 240cm ( 地面から肩までの高さ )
体 重 : 約 2700kg
担 当 者 か ら の ひ と こ と
とてもかしこく 健康管理のために教えた動作をいくつも覚えています 。
となりにいるサバンナゾウの『 タ カ 』 ( の ) に 対 し て 、さく越 し で あ れ ば ガ ン ガ ン 向かっていく強気なところがあります。
念願の妊娠真っ只中 ! 無事に赤ちゃんが育つことを祈ります。


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マルミミゾウのバックヤード見学は13時半から始まりました。参加者は約20名です。

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2022年 ダイくんが安佐に来園する前に建てられたマルミミゾウ舎です。

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ゾウ舎の敷地に入りました。ダイくんが放飼場から見ていました。

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ゾウ舎の中です。お部屋はそれほど大きくないように見えました。
柵の間隔が考えられていて、ダイくんが足を出して見てもらえるようになっています。

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通路は広く取られています。

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感知式の給水装置を見せていただきました。

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バケツにカットされたニンジンが入っていました。エンリッチメントに使います。

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放飼場にでてニンジンを埋めます。一人3個のニンジンをいただきました。

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靴カバー、ビニール手袋、スコップもご用意いただきました。
どこに埋めても良いのですが、迷ってしまい遅くなってしまいました。

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奥の方に埋められる方が多かったです。

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放飼場には大きな穴ができていました。
マルミミゾウ、サバンナゾウは深い穴を掘る習性があるようです。メイちゃん、タカくんが深い穴を掘っていたことを思い出しました。
後の質問コーナーの時に放飼場のことをお尋ねしました。

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ニンジンを埋めてから、ゾウ舎を裏を通って外に向かいました。

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自動開閉の油圧式の扉です。開く前に笛が鳴らされます。

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ゾウ舎には前室?があり、ここでダイくんはトレーニングをしているようです。
足をのせる柵が色落ちしていて、何度も足をのせているのだと思いました。

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奥に体重計がありました。埋め込み式です。

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外にダイくんが秋吉台から載ってきたコンテナが置かれていました。その当時のダイくんがぴったりと入るサイズで作られました。今は体が大きくなっているので、もうダイくんは使えないそうです。
ゾウ舎からでて、ダイくんの登場を待ちました。



2025.03.19 14:10-14:20 ダイくん、エンリッチメント
バックヤードの見学後、放飼場にニンジンを埋めて、ダイくんが探しだすエンリッチメントが行われました。
ダイくんは嗅覚を働かせて次々とニンジンを見つけました。
妊娠中のメイちゃんがエンリッチメントを気にして、見に来ていました。

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ダイくんがニンジンを探しています。

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約60個のニンジンは全部見つけるだろう、と言われていました。
ダイくんがエンリッチメント中、近くにおらえた飼育員さんにいくつか質問させていただきました。赤ちゃん対策についてで、モートの放飼場は赤ちゃんには危険ではないか? とお尋ねすると、メイちゃんの放飼場を2分して柵をつける。タカくんの場所はそのまま、ということでした。

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安佐動物公園のゾウ舎です。手前の大きなゾウ舎にタカくん、メイちゃんのお部屋があります。奥に新しいマルミミゾウ舎

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タカくん、メイちゃんは白いゾウ舎前の放飼場にいます。
奥の狭いエリアがタカくん。モートに隣接した広いエリアをメイちゃんが使っています。

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タカくん、メイちゃんの境界線には大きな石、柵があります。

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2頭は種類が違うゾウですが、とても仲が良いです。



2025.03.19 12:16-12:19 タカくん、メイちゃん、ダイくん
12時10分すぎ サバンナゾウ、タカくんが膝をついているところに、マルミミゾウ、メイちゃんがお鼻を絡めに行きました。奥に映っているのがマルミミゾウのダイくんです。

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限られた放飼場を大きなサバンナゾウのタカくん、マルミミゾウの家族が暮らしていきます。今までとはまた違った過ごし方になると思います。

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(3月19日撮影 安佐動物公園)
マルミミゾウのダイくん、メイちゃんの子孫が生まれたこと本当に喜ばしいです。おめでとうございます。関係者の皆様、応援されて来られた皆様のお喜びは一入だと思います。
どうか赤ちゃんが順調に成長していきますように。メイちゃん、ダイくんのマルミミゾウの家族、そしてサバンナゾウのタカくんが元気に幸せに暮らしていきますように願ってやみません。またみんなに会いに行きます。
安佐動物公園の皆様、バックヤードツアーではお世話になりました。ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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YouTube動画
2025.03.19 12:50-12:58 タカくん お水
2025.03.19 12:20 ダイくん 放飼場で
2025.03.19 13:00-13:08 タカくん ゾウ舎を気にする
2025.03.19 13:14-13:18 タカくん、枝を食べる
2025.03.19 13:18-13:20 メイちゃん、枝を食べる
2025.03.19 14:34-14:49 タカくん ムスト期、メイちゃん活発
2025.03.19 15:13-15:17 ダイくん お鼻をあげて
2025.03.19 15:20-15:24 タカくん、メイちゃんの絡み

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ラベル:ゾウ
posted by jirokayo at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物園・動物関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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