2021年03月24日

映画 「Away」☆ラトビア新進クリエイター作品を観ました。

映画『Away』、ラトビアの新進クリエイター、ギンツ・ジルバロディス氏がひとりで監督・製作・編集・音楽を手掛けた作品です。神戸、新開地のアートビレッジセンターに観にいきました。

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3年半の歳月をかけて完成させた長編アニメーション。飛行機事故で島に不時着した少年が、さまざまな土地をオートバイで駆け抜けていく姿を描いたロードムービー。全編にわたりセリフは一切なく、絶望から不安、孤独、そして希望をめぐる哲学的なメタファーに満ちた冒険の旅を、美しい映像でつづっていく。
映画comより)

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登場人物はひとり。セリフはなし。巨人、鳥たち、猫、ゾウ、カメ、キツネ、ウサギ、タカ。。が登場します。それぞれシーンを鮮明に覚えているのは、それだけ迫ってくるものがあったから。セリフがないので、一生懸命に映像を見ていたのだと思います。幻想的なアニメの世界に入りました。

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大好きなゾウがでてきました。水の上を歩いていました。ぬくもりのあるフォルムで描かれています。単調であるようで、景色が変わっていき、夜空の美しさに感動しました。

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オートバイで平原を走る、深い谷にかかる崩れそうな木の橋を渡る、最後は高い山を登るシーンがありました。倒れた時に助けてくれたのは、青年が助けた鳥でした。
各国で高い評価を受けている作品だと納得しました。
エンディングにギンツ・ジルバロディス氏の挨拶が表示されました。「自分が影響を受けた日本で作品が公開されて、うれしいです」と書かれていました。

映画 「Away」の公式サイト

ラベル:ラトビア
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2020年08月07日

映画 「男はつらいよ お帰り 寅さん」

2019年12月に公開された「男はつらいよ お帰り 寅さん」を光テレビのビデオ配信で観ました。劇場に観に行きたかったのですが、タイミングを逃してしまい見逃してしましました。ずっと忘れていたのですが、昨日光テレビのビデオメニューで見つけて、すぐに購入してしまいました。

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寅さんは回想シーンで随所に登場し、主人公は甥っ子の満男です。満男は初恋の人、泉と結婚したとばかり思っていたのに、そうではありませんでした。

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泉はヨーロッパ在住。夫と二人の子供、お姑さんの家族がいますが、スイスに本部があるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に現地採用になり働いていて、フランス語、英語、日本語で要職をこなしています。

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満男は6年前に妻を亡くして、娘と2人暮らし。小説家に転職しています。日本に出張で帰ってきていた泉と偶然に会ってしまいます。それぞれの事情を持つふたり、今もお互いに愛しているけれど、結婚してない(できない)ところが寅さんの生き方とオーバーラップしてしましました。

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泉がヨーロッパに行ってしまった設定は少し無理があるかと思いましたが、泉役の後藤久美子さんとそこは重ねているのでしょうか。
久しぶりくるま屋の人たちを見て、また良い寅さんの回想シーンが観れて、嬉しかったです。

「男はつらいよ お帰り 寅さん」の公式サイト


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2020年06月29日

映画 「ランボー ラスト・ブラッド」を観にいきました☆(2020年6月26日)

6月26日公開の映画「ランボー ラスト・ブラッド」をミント神戸に観に行きました。

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劇場に行くのは久しぶりで嬉しかったです。コロナウイルス感染予防対策で、席をひとつ空けて座るようにして密接を避けていました。ランボーは夫が好きな映画でシリーズ全部を見ているのですが、私はほとんど見ていませんでした。5作目の「ラスト・ブレッド」は復讐のためにランボーが壮絶な戦いに挑みます。

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穏やかで平和に暮らすランボ―に突然悲劇が襲います。

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ストーリーはシンプルで分かりやすいです。見どころはやはりランボーの闘う姿、老いても観客を魅了するシルベスター・スタローンの頑張はすごいと思いました。悪と戦う戦士、コロナウィルスの自粛のストレスが発散できるような作品です。
関連記事 夫ブログ 、二郎余話 「映画 ランボー ラスト・ブラッド」
ランボー ラスト・ブラッドの公式サイト
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2020年05月17日

”Je te cherche ”☆アナと雪の女王2「みせて、あなたを」フランス語バージョン

少し前に配信サービスで「アナと雪の女王2」を観ました。なかなか良かったです。映画館に行けば良かったと後悔しました。挿入歌は一作目の「Let It Go」のように断トツ圧巻の代表曲はないように思いましたが、どれも良い曲で楽しめました。アナの「The Next Right Thing わたしにできること」は印象的で、今コロナで落ち込んでいる中でも、出来ることを見つけてやらなければという気持ちになりました。
一作目の「アナと雪の女王」はフランス語版のDVDを買ってみていました。エルサの声優Anaïs Delvaさんの歌がとても好きです。


Je te cherche
フランス語版「みせて、あなたを」

2作目もフランス語版を購入するか検討中です。


Show Yourself
英語版「みせて、あなたを」

オリジナルもとても良かったです。勇気がでる、元気がでるストーリーでした。
ラベル:音楽
posted by jirokayo at 23:51| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月22日

連続テレビ小説「エール」☆楽しく見ています☆

新年度から始まったNHK連続テレビ小説「エール」、毎日観ています。エールは福島出身の作曲家、古関裕而氏と妻・金子さんをモデルにその生涯をフィクションとして描いたドラマです。主演の窪田正孝さんが好きで、窪田さんが登場した3週目から観るようになりました。

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国際作曲コントロールに入賞を果たした主人公、古山裕一が銀行家の養子にならずにどう音楽を続けていくのか? どのように名曲が生まれていったのか、今後がとても楽しみです。

エールの公式サイト

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2020年01月15日

映画 「フォルトゥナの瞳」

映画「フォルトゥナの瞳」をWOWOWの録画で観ました。2019年2月から公開されたこの映画、招待券を持っていたのにタイミングを外して観にいけませんでした。ずっと気になっていました。
他人の死が見えてしまうという不思議な力を持ってしまった青年が、最愛の女性の「死」に立ち向かう姿を描いた百田尚樹の同名小説を、神木隆之介と有村架純の共演、三木孝浩監督で映画化されました。(あらすじ:映画COM

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最愛の人を救うこと、それが大惨事を回避することになりました。あり得ない現実ですが、誰かが誰かを守ること助けることは日々どこかで行われています。人は苦しい時、辛い時を誰かのため何かのために生きてきたのだと、あと数日で阪神淡路大震災25年を迎える今日、そのように思います。
この映画の魅力は俳優陣、主演の神木隆之介さんと有村架純さんがピュアで美しい、脇を固める時任三郎、斉藤由貴さんらも良いです。そしてロケが神戸市、西宮市、大阪市、橿原市など全て関西で行われていること、なじみの場所もあり親しみを感じました。

ロケ地の詳細は下記のサイトに掲載されています。
映画ロケ地 デートマップ:映画『フォルトゥナの瞳』のロケについて


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2019年12月24日

映画「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」☆☆☆

「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」原題:Star Wars: The Rise of Skywalkerをハット神戸で観ました。12月20日に日米同時公開、一作目 スターウォーズから42年経って、物語は完結しました。

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42年の間に何度このシリーズを観たでしょうか。一作目、1977年制作「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」が一番記憶に残る、ルーク、レイア姫、ハン・ソロ、チューバッカ、C-3PO、R2-D2、ユニークな宇宙人たちの登場人物はもちろん、ジェダイの騎士が使うフォースに興奮しました。最終話はその興奮を思い出すストーリーになっていて、最後は涙がでました。



 

もう一度観に行くつもりです。
スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 公式サイト
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2019年11月28日

映画 「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」2009年制作

ハリソン・フォード主演の映画 「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」原題:Crossing Over 2009年制作、をWOWOWの録画で観ました。

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ハリソン・フォードが移民局の捜査官を演じる社会派ドラマ。ロサンゼルスで密入国者や不法就労者を取り締まる機関I.C.E.(移民税関捜査局)に所属するマックスは、不法者への対応が人道的過ぎると同僚からからかわれていた。そんなある日、同僚捜査官の妹が殺害され、遺品の中から偽造グリーンカードを発見したマックスは独自に調査を開始するのだが……。映画.comより)

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パソコンをしながら見ていたので、あらすじがよく分からなく何度も再生しました。社会派ドラマで決して楽しい内容ではないのですが、俳優陣の放つ異様な迫力に魅せられました。コール(レイ・リオッタ)が職権を利用しクレア(アリス・イブ)に関係を迫るシーンや、コリアタウンで起こる強盗シーンが強烈に印象に残っています。

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アメリカで移民がグリーンカード(永住権)をもらうことが大変であり、不法滞在者がいかに多いか、いくつもの話を絡めて語っていました。ハリソン・フォードは真面目で良心的な捜査官を演じていました。アシュレイ・ジャッドが移民を擁護する弁護士でコールの妻、デニスを演じていたのが良かったです。

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2019年11月18日

映画 「いのちスケッチ」☆大牟田動物園が舞台の人間ドラマ(2019年制作)

映画 「いのちスケッチ」を塚口サンサン劇場に観に行きました。一週間のショートラン、一日2回で11月21日まで上映でしています。この作品を知ったのは偶然でしたが、大牟田市動物園が舞台であるということ、主人公は漫画家志望だったという2つに魅かれ見たいと思いました。

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舞台の福岡県大牟田市動物園は国内で初めて無麻酔採血に成功するなど、動物福祉に特化した動物園として世界からも注目されています。主人公の田中亮太は漫画家になることを諦めて東京から大牟田に戻ってきましたが、父親の許しがなく実家に帰ることができませんでした。

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友人の家に居候し、見かねた友人から地元の延命動物園(大牟田市動物園)でのアルバイトを紹介されます。最初は気が進まない亮太でしたが、人手不足の園から強引にスタッフに組み込まれていきます。働くうちにここが、動物の健康と幸せを第一に考える、世界でも珍しい「動物福祉」に力を入れる動物園であることを知ります。が、予算縮小で園の運営は危機的状況にありました。

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収益増大のために飼育係、スタッフが考え工夫をこらします。亮太は絵の才能で貢献。そして今は認知症になった祖母が昔から動物園に通って、動物をスケッチしていたことを知ります。動物園の取り組みは地味であり、また成果を発表できる段階に至るには時間がかかりました。亮太の描いた漫画を見たい、という祖母のため、動物園のために亮太は決意します。

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主人公亮太役は佐藤寛太さん、獣医の彩役は藤本泉さん、園長を武田鉄矢さん、祖母役を渡辺美佐子さん、母親を浅田美代子さんが演じていて、瀬木直貴氏が監督を務めています。

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大牟田動物園の取り組みを初めて知りました。世間から避難されること、無視されることがあっても、コツコツを日々のトレーニングを続けること、命を繋げることの大切さを教えてもらいました。兵庫ではこの映画館だけの公開で、派手にアピールするものはないですが、ゾウが大好きで毎日動物園に通っている私には、鑑賞できて本当に良かった作品です。ありがとうございました。

予告編


  

大牟田動物園はもちろん、大牟田のお祭りの風景、あたたかい人たち、街並みが背景にシーンにと見れます。

いのちスケッチの主題歌


エンドロールに静かに流れてくる動物の絵と歌にも感動しました。「瞳の中のあなた」、現役医師ふたりのユニットです。

映画「いのちスケッチ」の公式サイト


ラベル:動物園
posted by jirokayo at 11:56| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

映画 「永遠の門 ゴッホが見た未来」At Eternity's Gate(2018年制作)

ゴッホを描いた映画を観ました。「永遠の門 ゴッホが見た未来」原題:At Eternity's Gate、2018年に制作で、日本では11月8日に封切られました。翌日の夕方に尼崎のMOVIXに行きました。

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以前のように映画館に行かなくなったのですが、この映画は見逃したくなかったです。個性的俳優ウィレム・デフォーがどのようなゴッホを見せてくれるのか、ずっと楽しみにしていました。映画はパリから始まり、間もなくゴッホが南仏アルルに向かいます。隙間風が吹き抜けるような寒い部屋に戻ってくるゴッホ。暖かい南フランスではないのかと疑いますが、南東部に吹く地方風ミストラルでした。

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アルルの街を描くゴッホ

酒屋の女主人、ジヌー夫人(エマニュエル・セニエ)に相談してボロ住まいから、絵が描ける部屋に引っ越しをしました。ジヌー夫人はゴッホに優しく協力的でしたが、地元の人たちとはコミュニケーションがうまく取れず、時にトラブルになりました。

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木の根を描くゴッホ

アルルに来ることをゴッホから懇願されていた、ゴーギャン(オスカー・アイザック)。南フランスより遠い島に行きたかったのもあり、アルル行きは気が進みませんでした。兄の精神状態を心配した弟テオ(ルパート・フレンド)は、ゴーギャンに仕送りするからとアルル行きを頼みます。

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ゴーギャンとジヌー夫人

ゴッホとゴーギャンの手法も考えも違うので、2人の共同生活は徐々に亀裂が入っていきました。それでもゴーギャンにいて欲しかったゴッホはゴーギャンがアルルを発つときに、自分の耳を切って、娼婦にゴーギャンに渡してもらうように頼みました。それでゴッホはサン=レミの精神病院に入れられてしまいます。

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話はゴッホの終焉の地、オーヴェル=シュル=オワーズまで描いています。ガッシェ医師(マチュー・アマルリック)を描いているゴッホのシーンは印象的でした。
美しく陽がさす南フランス、ゴッホが自然からエネルギーを吸収する姿、そして吐き出すかのように描く姿、気持ち良かったです。部屋で花瓶の花を描いているゴッホ時に、「なぜ描くの? あんたの絵より本物の花がきれいなのに」と女中に言われます。「花は枯れるもの。でも、僕の絵はずっと残る」とゴッホは応えます。

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サン=レミの精神病院で聖職者(マッツ・ミケルセン)がゴッホに面接をするシーンは感動的でした。ふたりのアップが続き、一言一言に重み、意味がありました。「この絵で、君は画家と言えるのか?」「生きる時が違った。未来だったら」という内容な言葉を感じました。
監督はジュリアン・シュナーベルは「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ」と言われたそうです。

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巧なカメラワークで、ドキュメンタリータッチのシーンあり、ゴッホが見ている景色は映像に手が加わり、画面下部分に光でぼやけているようになっていました。少し観難いですが、ゴッホが感じたものが伝ってくるようでした。好きな作品です。また映画館で観たいです。

永遠の門 ゴッホが見た未来の公式サイト

ラベル:美術
posted by jirokayo at 12:25| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする