2019年11月28日

映画 「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」2009年制作

ハリソン・フォード主演の映画 「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官」原題:Crossing Over 2009年制作、をWOWOWの録画で観ました。

20191128 film1.jpg

ハリソン・フォードが移民局の捜査官を演じる社会派ドラマ。ロサンゼルスで密入国者や不法就労者を取り締まる機関I.C.E.(移民税関捜査局)に所属するマックスは、不法者への対応が人道的過ぎると同僚からからかわれていた。そんなある日、同僚捜査官の妹が殺害され、遺品の中から偽造グリーンカードを発見したマックスは独自に調査を開始するのだが……。映画.comより)

20191128 film3.jpg

パソコンをしながら見ていたので、あらすじがよく分からなく何度も再生しました。社会派ドラマで決して楽しい内容ではないのですが、俳優陣の放つ異様な迫力に魅せられました。コール(レイ・リオッタ)が職権を利用しクレア(アリス・イブ)に関係を迫るシーンや、コリアタウンで起こる強盗シーンが強烈に印象に残っています。

20191128 film4.jpg

アメリカで移民がグリーンカード(永住権)をもらうことが大変であり、不法滞在者がいかに多いか、いくつもの話を絡めて語っていました。ハリソン・フォードは真面目で良心的な捜査官を演じていました。アシュレイ・ジャッドが移民を擁護する弁護士でコールの妻、デニスを演じていたのが良かったです。

20191128 film2.jpg


posted by jirokayo at 02:48| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月18日

映画 「いのちスケッチ」☆大牟田動物園が舞台の人間ドラマ(2019年制作)

映画 「いのちスケッチ」を塚口サンサン劇場に観に行きました。一週間のショートラン、一日2回で11月21日まで上映でしています。この作品を知ったのは偶然でしたが、大牟田市動物園が舞台であるということ、主人公は漫画家志望だったという2つに魅かれ見たいと思いました。

20191117 film3.jpg

舞台の福岡県大牟田市動物園は国内で初めて無麻酔採血に成功するなど、動物福祉に特化した動物園として世界からも注目されています。主人公の田中亮太は漫画家になることを諦めて東京から大牟田に戻ってきましたが、父親の許しがなく実家に帰ることができませんでした。

20191117 film4.jpg

友人の家に居候し、見かねた友人から地元の延命動物園(大牟田市動物園)でのアルバイトを紹介されます。最初は気が進まない亮太でしたが、人手不足の園から強引にスタッフに組み込まれていきます。働くうちにここが、動物の健康と幸せを第一に考える、世界でも珍しい「動物福祉」に力を入れる動物園であることを知ります。が、予算縮小で園の運営は危機的状況にありました。

20191117 film2.jpg

収益増大のために飼育係、スタッフが考え工夫をこらします。亮太は絵の才能で貢献。そして今は認知症になった祖母が昔から動物園に通って、動物をスケッチしていたことを知ります。動物園の取り組みは地味であり、また成果を発表できる段階に至るには時間がかかりました。亮太の描いた漫画を見たい、という祖母のため、動物園のために亮太は決意します。

20191117 film6.jpg

主人公亮太役は佐藤寛太さん、獣医の彩役は藤本泉さん、園長を武田鉄矢さん、祖母役を渡辺美佐子さん、母親を浅田美代子さんが演じていて、瀬木直貴氏が監督を務めています。

20191117 film7.jpg

大牟田動物園の取り組みを初めて知りました。世間から避難されること、無視されることがあっても、コツコツを日々のトレーニングを続けること、命を繋げることの大切さを教えてもらいました。兵庫ではこの映画館だけの公開で、派手にアピールするものはないですが、ゾウが大好きで毎日動物園に通っている私には、鑑賞できて本当に良かった作品です。ありがとうございました。

予告編


  

大牟田動物園はもちろん、大牟田のお祭りの風景、あたたかい人たち、街並みが背景にシーンにと見れます。

いのちスケッチの主題歌


エンドロールに静かに流れてくる動物の絵と歌にも感動しました。「瞳の中のあなた」、現役医師ふたりのユニットです。

映画「いのちスケッチ」の公式サイト


ラベル:動物園
posted by jirokayo at 11:56| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

映画 「永遠の門 ゴッホが見た未来」At Eternity's Gate(2018年制作)

ゴッホを描いた映画を観ました。「永遠の門 ゴッホが見た未来」原題:At Eternity's Gate、2018年に制作で、日本では11月8日に封切られました。翌日の夕方に尼崎のMOVIXに行きました。

20191109 film7.jpg

以前のように映画館に行かなくなったのですが、この映画は見逃したくなかったです。個性的俳優ウィレム・デフォーがどのようなゴッホを見せてくれるのか、ずっと楽しみにしていました。映画はパリから始まり、間もなくゴッホが南仏アルルに向かいます。隙間風が吹き抜けるような寒い部屋に戻ってくるゴッホ。暖かい南フランスではないのかと疑いますが、南東部に吹く地方風ミストラルでした。

20191109 film3.jpg
アルルの街を描くゴッホ

酒屋の女主人、ジヌー夫人(エマニュエル・セニエ)に相談してボロ住まいから、絵が描ける部屋に引っ越しをしました。ジヌー夫人はゴッホに優しく協力的でしたが、地元の人たちとはコミュニケーションがうまく取れず、時にトラブルになりました。

20191109 film1.jpg
木の根を描くゴッホ

アルルに来ることをゴッホから懇願されていた、ゴーギャン(オスカー・アイザック)。南フランスより遠い島に行きたかったのもあり、アルル行きは気が進みませんでした。兄の精神状態を心配した弟テオ(ルパート・フレンド)は、ゴーギャンに仕送りするからとアルル行きを頼みます。

20191109 film4.jpg
ゴーギャンとジヌー夫人

ゴッホとゴーギャンの手法も考えも違うので、2人の共同生活は徐々に亀裂が入っていきました。それでもゴーギャンにいて欲しかったゴッホはゴーギャンがアルルを発つときに、自分の耳を切って、娼婦にゴーギャンに渡してもらうように頼みました。それでゴッホはサン=レミの精神病院に入れられてしまいます。

20191109 film2.jpg

話はゴッホの終焉の地、オーヴェル=シュル=オワーズまで描いています。ガッシェ医師(マチュー・アマルリック)を描いているゴッホのシーンは印象的でした。
美しく陽がさす南フランス、ゴッホが自然からエネルギーを吸収する姿、そして吐き出すかのように描く姿、気持ち良かったです。部屋で花瓶の花を描いているゴッホ時に、「なぜ描くの? あんたの絵より本物の花がきれいなのに」と女中に言われます。「花は枯れるもの。でも、僕の絵はずっと残る」とゴッホは応えます。

20191109 film5.jpg

サン=レミの精神病院で聖職者(マッツ・ミケルセン)がゴッホに面接をするシーンは感動的でした。ふたりのアップが続き、一言一言に重み、意味がありました。「この絵で、君は画家と言えるのか?」「生きる時が違った。未来だったら」という内容な言葉を感じました。
監督はジュリアン・シュナーベルは「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ」と言われたそうです。

20191109 film6.jpg

巧なカメラワークで、ドキュメンタリータッチのシーンあり、ゴッホが見ている景色は映像に手が加わり、画面下部分に光でぼやけているようになっていました。少し観難いですが、ゴッホが感じたものが伝ってくるようでした。好きな作品です。また映画館で観たいです。

永遠の門 ゴッホが見た未来の公式サイト

ラベル:美術
posted by jirokayo at 12:25| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月12日

アラジン(実写版)の「ホール・ ニュー・ ワールド」

台風19号の接近で神戸にも暴風、波浪警報が出ています。関東方面ではすでに被害がでていて、とても心配です。どうぞみなさまお気をつけてお過ごしください。

久しぶりにツタヤに行きDVDをレンタルしました。アラジンの実写版、少し見ました。ひきつけられるのはやはりこのシーン。魔法のじゅうたんで空を飛び世界を見ます。


  

「 ホール・ ニュー・ ワールド」は名曲で良く流れていますが、アラジン(メナ・マスード)、ジャスミン(ナオミ・スコット)の歌、良いですね。映像と一緒に聞くと感動します。


ラベル:音楽
posted by jirokayo at 11:06| Comment(2) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月29日

映画 「Zoo」☆ベルファスト動物園のゾウを救った物語

2017年制作の映画、「Zoo」を昨年KLMの機内の中で観ました。家族向けのカテゴリーにあった作品、案内にゾウの絵があったので、日本語の吹き替えも字幕もなかったのですが、つい選んでしまいました。

20190728.jpg

1941年の北アイルランドのベルファスト動物園が舞台。ドイツの空爆に備えて、猛獣たちが殺処分されました。

20190728 film3.jpg

主人公、トムの父は飼育員で動物園に特別愛着を持っていました。得に動物園に来たばかりの小ゾウ、Busterをこよなく可愛がっていました。父親が徴兵され、母親は看護師として働き、トムも学校で対空爆に備える日々を送っていました。そんな中で、友達のジェーンとぺートと共にBusterを殺処分から救う、動物園から逃がす計画を立て決行します。

20190728 film4.jpg

動物を愛する風変りな婦人、デニーズの家にBusterを連れていき囲まってもらいます。動物園からの捜査が入っても何とか切り抜けますが、Busterは持病があり薬が必要なため、仕方がなく動物園に返すことになりました。連合軍の反撃でドイツの空爆は終了し、そして終戦を迎えます。が、友達のジェーンは大空爆を受けた夜に亡くなりました。

20190728 film2.jpg

この作品はベルファスト動物園の'Elephant Angel' と言われている、デニーズ・オースティンの話をベースに作られました。実際のデニーズは映画よりもずっと若く、ベルファスト動物園で最初の女性飼育員でした。ある夜に小ゾウのSheilaを動物園から連れ出して、自分のセカンドハウスに連れて帰りました。

20190728 film5.jpg
映画のデニーズ
ペネロープ・ウィルトンが演じています。

20190728 film5.png
デニーズ・オースチン、母親、ベアトリスと一緒
ベルファスト動物園の記事、Our elephant angel から

庭でゾウを世話していたデニーズと小ゾウの話は反響を呼び、劇やオペラになり、書籍も書かれました。1997年に亡くなったデニーズのお墓にはゾウの石像があるそうです。

この映画は日本未公開だったので吹き替えも字幕もありませんが、ストーリーは分かりやすいので英語が理解できなくても話はわかります。もう一度観たかったので、アメリカのアマゾンからDVDを買いました。良い作品なので、もっとたくさんの方に見ていただきたく、関心があれば、詳しくお話しできるので声をかけていただきたいです。


  
映画予告編

主人公のトムを演じるのはアート・パーキンソン、アイルランド生まれです。夫の大好きなゲームオブスローンズに出演していました。

この作品のおかげで、ベルファスト動物園には先月訪れることができました。とても自然豊かなところで、動物達が大切に飼育されていると思い感激しました。

IMdbの「Zoo」のサイト



posted by jirokayo at 03:01| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月10日

映画「ハンターキラー 潜水せよ」

ジェラルド・バトラー主演の映画「ハンターキラー 潜水せよ」をハット神戸映画館の上映最終回に観ました。色々と忙しいので見に行くかどうか迷ったのですが、行って良かったです。集中して最後まで観ました。

20190509 film2.jpg

あらすじ映画.comより
ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が消息を絶ち、捜索に向かったジョー・グラス艦長率いる攻撃型原潜「ハンターキラー」は、現場付近に沈んでいたロシア原潜の生存者を捕虜にする。同じ頃、ロシア国内で世界を揺るがす陰謀が企てられていることが判明。ハンターキラーに陰謀阻止のための過酷なミッションが下される。その任務を達成するには、絶対不可侵のロシア海域へ潜航せねばならず…

20190509 film1.JPG

スコットランドに駐屯のジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が休暇でハンティングに来ているシーンです。美しいスコットランドの景色、そこに鹿の家族が現れて照準をあわすものの撃つことができない。このシーンは戦闘の中、攻撃命令を出しきれなかった艦長の判断を予知させるものでした。

20190509 film3.jpg

ジェラルド・バトラーは叩き上げの潜水艦乗り。攻撃型原潜「ハンターキラー」の艦長に任命されたばかりで、重大なミッションに就かされます。大胆で寛容な人柄に部下たちから徐々に信頼されるようになります。

20190509 film4.jpg

ゲイリー・オールドマン、コモン、リンダ・カーデリニを始め、米軍特殊班、潜水艦乗務員役の俳優陣の個性、存在感が緊迫感とスリルを与えて見応えがある作品になっています。

「ハンターキラー 潜水せよ」の公式サイト


posted by jirokayo at 02:09| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月28日

映画 「アベンジャーズ エンドゲーム」

映画「アベンジャーズ エンドゲーム」を観ました。夫が好きなシリーズなので公開初日に行かなければ! と慌ててHAT神戸の映画館のチケットを買いました。

20190427 film1.jpg

詳しすぎ、長い文で夫が記事を書いています。二郎余話「映画・アベンジャーズ/エンドゲーム」

20190427 film4.JPG

このシリーズを全部映画館で観ているのですが、ストーリーをあまり覚えていません。アクションシーンが凄いなぁ、俳優がかっこ良いなぁ、という印象はいつも残るのですが。。前作「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」はアクションシーンが長すぎて、寝てしまいました。今作も182分、3時間の長さでした。が、眠りに落ちることなく最後まで楽しめました。

20190427 film2.JPG

前作で宇宙最強の敵サノスに立ち向かい、ヒーローたちを含めた全人類の半分を一瞬で消し去られてしまいました。シリアスな話かと思うとコメディな部分多数で笑えます。主要キャラクターが多いのに、それぞれにエピソードを織り込んでいます。

20190427 film3.JPG

東京が舞台になるシーンがあり、真田紀行がアクションを演じてました。意味不明の驚きでした。
スカーレット・ヨハンソンとクリス・ヘムズワースが好きな俳優です。今作でふたりとも以外な面を見せていました。悲しいのと面白いのが混ざっています。

公式サイト:アベンジャーズ エンドゲーム

posted by jirokayo at 00:42| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月21日

ディズニー映画「ダンボ」、ティム・バートン監督作品 2019年

ティム・バートン監督作品のディズニー映画、「ダンボ」を昨夜ひとりで観にいきました。1941年制作のオリジナルのアニメ「ダンボ」を、ゾウが好きになった2年ほど前に偶然飛行機の中で観ました。コウノトリが飛んでゾウさんに子供が宿る、ゾウさん達の会話などファンタジーであり、現実的でもあり面白いと思いました。空を飛ぶダンボをどのような実写化しているか、ストーリーはどうなのかと楽しみに映画館に向かいました。

20190420 film4.jpg

オリジナルストーリーをベースにしていますが、違うお話しのように思いました。
写真より映像のダンボは可愛かったです。サーカスのパフォーマンスをダンボの瞳に映し、ワクワクしているダンボが見れました。ダンボを調教した子供たちは賢くて美しかったです。

20190420 film2.jpg

ダンボを守るためにお母さんが暴れてしまい、閉じ込められた時にダンボがお母さんに会いにいって、お互い鼻を伸ばして触れ合うところはオリジナルと同じで感動するシーンでした。

20190420 film3.jpg

ラストは今、現在を象徴していました。ダンボとお母さんは生まれ故郷のアジアへ帰り、ゾウの群れと出会います。サーカスは動物を檻に閉じ込めない、1941年ではない動物への敬愛が描かれていました。
コリン・ファリル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートン、ダニー・デヴィートの俳優陣が作品に厚みをつけています。エヴァ・グリーンの美しさ、存在感は印象に残りました。

ダンボの公式サイト


ラベル:ゾウ
posted by jirokayo at 13:41| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

映画 「アリー/ スター誕生」2018年制作

アリー/ スター誕生(原題:A STAR IS BORN 2018年制作) を観に尼崎まで行きました。

20190307 film1.jpg

今回が4度目の映画化になる「スター誕生」ですが、私は初めて観ました。アカデミー賞の授賞式を見て、8部門にノミネート作品され、主題歌賞を取ったこの作品をぜひ観たいと思いました。

20190307 film5.jpg

喜びにあふれ輝やかしい瞬間、切ない哀しみと戦う日々、レディ・ガガ、ブラッドリー・クーパー、サム・エリオットの名演で見せてくれました。ブラッドリー・クーパーは監督も務めていますが、アル中、ドラック中のミュージシャンになりきっていました。

20190307 film4.jpg

兄役のサム・エリオットの出番は多くないけれど、弟を批難しながら守ってやりたい、不愛想に演じるところが心に残りました。

20190307 film2.jpg

レディ・ガガの歌はもちろん、落ちぶれていく夫を一途に愛して、献身的に尽くす姿は演技ではなく素のレディ・ガガではないかと思いました。

20190307 film3.jpg

主題歌の「シャロウ」、ラストの「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン」にも感動しました。サントラを聞きたいです。
お薦めしてくれたお友達のmiyaさん、ありがとうございました。



  

アカデミー、授賞式で歌った「シャロウ」、見事に主題歌賞を獲得しました。

あらすじ(シネマトゥディより)
昼はウエイトレスとして働き、夜はバーで歌っているアリー(レディー・ガガ)は、歌手になる夢を抱きながらも自分に自信が持てなかった。ある日、ひょんなことから出会った世界的シンガーのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)から歌を高く評価される。アリーは彼に導かれてスター歌手への階段を上り始め、やがて二人は愛し合うようになるが、ピークを過ぎたジャクソンは、徐々に歌う力を失っていく。


アリー/ スター誕生の公式サイト

ラベル:映画 音楽
posted by jirokayo at 02:47| Comment(4) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月07日

フランス映画 「ジュリアン」Jusqu’à la Garde

3連日映画の2日目はフランスの「ジュリアン」原題:Jusqu’à la Garde 、家族は、衝撃の結末を迎えた――世界35か国で公開され絶賛の嵐!フランスでは40万人のヒットになった傑作サスペンス。と、いう案内に魅かれてこの作品を観ました。

20190207 film 2.jpg

解説:シネリーブルの公式サイトより
本作が長編デビューとなるフランスの新鋭グザビエ・ルグランが、第74回ベネチア国際映画祭で最優秀監督賞を受賞したヒューマンドラマ。離婚したブレッソン夫妻は11歳になる息子のジュリアンの親権をめぐって争っていた。ミリアムは夫のアントワーヌに子どもを近づけたくはなかったが、裁判所はアントワーヌに隔週の週末ごとにジュリアンへの面会の権利を与える。アントワーヌはジュリアンに、共同親権を盾にミリアムの連絡先を聞き出そうとするが、ジュリアンは母を守るために必死で嘘をつき続けていた。アントワーヌの不満は徐々に蓄積されていき、やがてジュリアンの嘘を見破るが......。


20190207 film 3.jpg

冒頭の裁判シーン、早口のフランス語が流れ、ついウトウトしたら、判決が下されていました。
父親アントワーヌがジュリアンを迎えに来て、ジュリアンが仕方がなく父親の車に乗るところから目が覚めて、異様な緊迫感を感じました。

20190207 film 1.jpg

原題のJusqu’à la Garde (護るまで)、の意味は最後まで観て分かります。アントワーヌがストーカーとなって家族を追いつめて行きます。異様な迫力を俳優、ドゥニ・メノーシェが演じています。忍耐つよい母親ミリアムを演じるレア・ドリュッケールも印象に残りました。

20190207 film 4.jpg

姉のジョゼフィーヌ(マティルド・オネブ)が自身の誕生日パーティーで、「プラウド・メアリー」を歌います。このシーンがとても楽しいはずなのに、母親ミリアムは会場から出ていきます。

20190207 film 5.jpg

アントワーヌから子供たちを守るため、ミリアムは気丈に戦います。最後までハラハラ、ドキドキでした。離婚が多いフランス、分かれても両親で子供を育てることが普通だと聞いてますが。。この映画のようなこともあるのでしょう。
久しぶりにフランス映画を映画館で観れて、良かったです。

「プラウド・メアリー」を聞きたくて探しました。
YouTube:アイク&ティナ・ターナー/プラウド・メアリー

ジュリアンの公式サイト


posted by jirokayo at 22:59| Comment(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする