1月6日、兵庫県立芸術文化センターで開催された「ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 〜ショパンと新世界〜」に行きました。
指揮:ヤツェク・カスプシック
ピアノ: シャルル・リシャール=アムラン
管弦楽:ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
プログラム
パデレフスキ:序曲 変ホ長調
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番
ドヴォルザーク:交響曲 第9番「新世界より」
アンコール
第1部:J.S.バッハ アリオーソ
第2部:ブラームス ハンバリー舞踊より 第1番 ト長調行くのを迷っていたので、公演2日前にネットで4階の後ろから2列目の席を取りました。が、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は2014年、大河ドラマ「軍師官兵衛」のサントラの演奏者だと知り、行く気満々になりました。「軍師官兵衛」は大好きで、サントラのCDも買って持っています。
期待以上に素晴らしい演奏でした。兵庫県立芸術文化センターのホールが木造りでとても良い響きなのですが、弦奏者が弓を動かした瞬間、その音に感動しました。
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は1901年に設立され、1939年の第二次世界大戦勃発まで著名な作曲家や指揮者が招聘され、共演しました。が、第二次世界大戦中はヨーロッパ楽壇において名誉ある地位をほとんど奪われました。1955年にフィルハーモニーホールが再建され、ショパンやグレツキ、ルトスワフスキなど新旧の音楽の上演によって、ポーランド楽壇を洗練し磨きをかけ、権威あるレコード賞、グラミー賞を受賞するに至っています。
ピアニストのシャルル・リシャール=アムランさんはカナダ、ケベックの出身です。2015年ショパン国際ピアノ・コンクールで2位とベスト・ソナタ賞を受賞されています。同世代の中でももっとも重要なピアニストとして注目されています。
4階の後ろ中央よりの席から、シャルルさんの手、奏でる様子がよく見えました。淀みのない優しいぬくもり感じるショパン、ピアノ協奏曲でした。
公演後、一階の物販コーナーを見ると、CDが3枚しかありませんでした。買えばシャルルさんのサインが貰えるのですが、時間がかかりそうなので購入せずにホールを出ました。

夫に公演が終わる頃に会場のある、西宮まで来てもらい夕食を一緒にすることになってました。以前から夫が行きたかった豚しゃぶのお店です。17時のディナータイムに合わせて店に入り、オーダーして座っていると、なんとピアニストのシャルルさんが入って来ました! とても驚きました! が、これはサインをいただかなければ、とプログラムとペンを持っていき、声をかけさせていただきました。

厚かましいので、写真も撮っていただきました。シャルルさんはケベック出身なので、フランス語でお話ししました。シャルルさん、とても優しくて素敵な方でした。「関西地方にまた来て欲しい」、と言うと「もちろん! 日本が大好きなので来ますよ」、と答えてくれました。一緒におられた日本人男性が「5月にシンフォニーホールで公演がある」、と教えてくださいました。
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団は札幌、愛知、福島、新潟、東京公演後、韓国に行きます。シャルルさんは8日、岡山でリサイタル、愛知でワルシャワフィルと共演後、東京でリサイタルです。
素晴らしい演奏、そしてサインをありがとうございました! 日本ツアーの大成功を祈っています!
posted by jirokayo at 02:24|
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コンサート
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