FNS27時間テレビのテーマ、「にほんのれきし」が9月9日-10日に放送されました。「めざましテレビ」では
約290年前にベトナムから船に乗ってやってきた象の特集でした。象は長崎から2ヵ月かけて江戸へ向かいました。その道のりと当時の資料を検証する面白い番組でした。そして市原ぞうの国の「りり香ちゃん」が出演してます! お友達のたまこさんに番組のお知らせいただきました。ありがとうございました
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日本に初めて象が来たのは1408年、足利義持に献上のためだったそうです。

1728年、ベトナムから徳川吉宗に献上される象が長崎に着きました。オス、メスの2頭でしたが、日本についてすぐにメスは死んでしまいました。長崎から江戸まで歩いて移動しました。

浅い川は歩いて渡ったけれど、深い川は船をつないで、周りをムシロで覆い象が怖がらないように乗せたそうです。吉宗公への献上品ということで、各藩いろいろと知恵をしぼり努力されたそうです。

川あれば山もあります。

浜松にある「象鳴き坂」、最大30度の急斜面につらくて象が泣いたことが名の由来です。

とべ動物園のアフリカゾウの飼育員、椎名修さんから説明を受けてました。ぞうの足の裏は真っ平でひっかかりがなく、坂道を歩くのはむかない、とのことです。

当時のベトナム象の取り扱い説明書? に書かれている内容の検証をします。

当時7歳の雄ぞうのサイズは、現在の4歳のメス象、りり香ちゃんとほぼ同じサイズです。

「象はベトナム語しか分からない」、という取説内容は本当かウソか?

答えはウソ! りり香ちゃんに「バイバイ」と言うと、鼻でバイバイとしてくれます。「ありがとう」と言うと、頭をさげて「パオーン」と鳴き応えてくれました。(私も王子動物園のイベントでりり香ちゃんに応えてもらいました!) 知能が高い象は何語でも覚えることができ、市原ぞうの国ではタイ語と日本語を交えてトレーニングしているそうです。

吉宗公に献上された象ですが、維持費がかかるために手放されて、中野で飼われることになりました。が、1年8か月で亡くなってしまいました。

中野坂上の宝仙寺で骨と牙が祭られ供養されているそうです。生きているうちに沢山の人の見世物になったので、今は一般公開していないそうです。
posted by jirokayo at 01:54|
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