NHK
王たちの城シリーズ、「千年の王宮 プラハ城 刻まれた民族の記憶」を久しぶりに観た。2004年に初回放送が有り、2008年の再放送を録画している。
プラハ在住の女子高校生が「プラハ城とは何か?」を知りたくて、城に向かう。ベテランのガイドから、多様な様式で連なる城の中を巡り、その成り立ち理由と背景を教えてもらう。そして彼女は「プラハの春」の時に、学生運動のリーダーだった父を訪ねていく。
チェコの歴史がとてもよくまとまった番組だ。歴史の中で、人々の心がどう変わっていったかがよく分る。
最後に彼女が、「今までプラハ城は自分にとってただ文化財だったけれど、今はとても身近な存在なった。チェコの城であり、父の城であり、私の城になった」と言っている。プラハ旅行の直後の今、この少女の気持ちにとても共感できた。
別居している父を訪れた2004年12月、プラハを訪れた。ツアーでの参加だったので、導かれるまま歩き説明を聞き、皆と一緒に昼食をいただいて自由行動になった。ミュシャ美術館に行った後、ヒルトンホテルのタクシー(安全)でホテルに帰って、爆睡し晩御飯を食べ損ねた。
この旅行は夫が申し込んだので、私は全く中欧の下調べなく現地に入っていた。そのためかプラハの美しい町並みと、どこからともなく聞えてくるスメタナの「モルダウ」、その美しいメロディーが旅情をかきたてていた。
旅から戻っても余韻が残って、スメタナの「わが祖国」(モルダウ含む交響詩)を通勤時にずっと聞いていた。
そしてこの番組を見つけて何度か観ていたが、詳細な内容は忘れていた。
9年ぶりのプラハは、4泊して自分の足で町を歩いて色々なものを見た。(
旅の詳細)チェスキー・クルムロフ観光に日本人ガイドを頼んだので、プラハのことも詳しく聞けた。そして不思議と今回は一度も「モルダウ」を耳にしなかった。飛行機、ホテル、町でも流れていなかった。
posted by jirokayo at 00:09|
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