今日 1月17日で阪神淡路大震災から29年が経ちました。お昼から東遊園地に行きました。

阪神淡路大震災 1.17のつどいは毎年三宮の南側、トアロード沿いにある東遊園地で行われます。

昨年2023年4月に東遊園地はリニューアルされて、アーバンな洗練された空間になりました。

沢山の人が来られていて驚きました。

竹灯籠の中で火が灯っていたようで、黒いものが多くありました。

私もロウソクを灯させていただきました。

「優」と書かれた竹灯籠。

竹灯籠、ロウソクにご協力いただいている方々のおかげで、毎年1.17のつどいが開催できます。

「1.17のつどい ともに」 は阪神淡路大震災の以降に起こった数々の大地震、被災地の復興と平和を祈っています。
とりわけ17日前、元旦に起こった能登半島地震を思います。
正面の高層ビルは神戸市役所
紙で作った灯篭は「ともに」の文字が模られています。

能登のみなさんに応援メッセージ、だれでも書けるようになっていました。
「希望の灯」
1995年1月17日午前5時46分 阪神・淡路大震災
震災が奪ったもの命 仕事 団欒 街並み 思い出
たった1秒先が予見できない人間の限界・・・
震災が残してくれたもの やさしさ 思いやり 絆 仲間
この灯りは 奪われた すべてのいのちと
生き残った わたしたちの思いを むすびつなぐ
「希望の灯」は各地に分灯りされています。

募金箱があちこちにありました。来年のつどいのための資金になります。

神戸市役所の24階からみた東遊園地です。
19日から始まるルミナリエのイルミネーションの設置もあちこちみ見られました。
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東遊園地にWEEKENDというカフェがあり、建物の東側に棚があり、本が並んでいます。
(昨年12月29日に花時計を見に行った帰り道に撮影)

こんなところに本があるのか、誰でも読んでいいのかな?
「みんなで育てるアウトドアライブラリー」
1. 想いのこもった一冊をひとり一冊寄贈してください。
2.公園内で自由に読んでください。(貸出はできません)
好奇心でどんな本があるのか見てみました。

ゾウさん! の表紙が見えました!
「
ありがとう 諏訪子さん」です!

諏訪子さんの本が想いのこもった一冊として、寄贈されていました。
私も持っています。王子動物園にいた諏訪子さんのお話をたくさんの方に読んでいただたら、とても嬉しいです。
諏訪子さんは52歳のとき阪神淡路大震災を経験しています。ゾウ舎にひとりで本当に怖かったと思います。
1995年1月17日の震災の後、王子動物園はしばらく休園していました。再開園の数日後 3月25日、スイスから2歳9か月の雄ゾウのマックが来園しました。

(2024年1月16日撮影)
29年経ったマックは31歳。立派な牙を持つ日本最大級のアジアゾウに成長しました。
マックはお嫁さんと一緒に神戸に来るはずでしたが、震災で動物商が雌ゾウの手配がつかなくなってマックひとりで来園しました。諏訪子さんとマックはふたりで約1年半を暮らしました。

(2024年1月16日撮影)
1996年9月
神戸の姉妹都市であるラトビアのリガ市が、震災で傷ついたこどもたちを励ますためならと大切な人工保育で育てた雌ゾウ、ズゼ(6歳)を神戸に寄贈してくださいました。諏訪子さんはもちろんですが、震災後に来園したマックとズゼに沢山の方々が励まされ癒されてきました。阪神淡路大震災で日本各地、世界各地からご支援応援いただきました。1月17日は震災で亡くなられた方のご冥福を祈り、被災された方々のお気持ちを思って過ごすし、ご支援いただいたことを感謝をする日になればと思います。
東遊園地から帰りに郵便局により、能登半島地震の義援金を振込させていただきました。郵便局の窓口なら義援金の振込手数料は無料です。
被災地の皆様が不自由のない平穏な暮らしを一日も早くむかえられることを心から祈っております。
posted by jirokayo at 22:10|
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