ブダペスト、ブダの丘にある王宮は内部が美術館になっている。1944年にブダペストはドイツに占領されるが、翌年ソ連によって開放された。ドナウ川にかかる橋は全て落とされ、ブダ側にドイツ、ペスト側にソ連で大激戦があり、王宮もその時に破壊された。建物は再建されたが中には何もない、ということで美術品の展示場所になったそうだ。

美術館ではハンガリー画家の作品が観られる。歴史画、風俗画を通してハンガリーの人々の生活がわかる。
ショップでガイドブックを見つけることができなくて残念だったが、フォトチケットを購入して写真を撮った。
バロック絵画の展示室写真は光が入っていますが、美しさは伝わると思います。クリックで拡大します。
Altarpiece of the Holy Ghost from Csíkszentlélek
1510年
Csíkszentlélekはトランシルバニアの町、1661年にモンゴル人によって破壊されている。
聖人の顔がアジア人、モンゴル系の顔に見える。
Székely Bertalan
Dobozi Mihály、1861年
Doboziは高貴な兵士、(と翻訳ソフトが語っています)
Székely Bertalan
The Women of Eger、1867年
トルコが攻めて来た時に女性も戦った様子を描いている。
LIEZEN-MAYER Sandor
Saint Elizabeth of Hungary、1882年
ハンガリーの聖人 エリザベート、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリザベートの名前はこの聖人からつけられた。
KARCSAY Lojos
Apple Harvest、1885年
りんごは野菜のない冬の保存食で、わらを敷いて並べられていた。時々向きを変えて、痛みだしたものから食べていたそうだ。
Rudnay Gyula
Woman Embroidering、1917年
刺繍
女性の表情が優しくて、好きな作品です。
Fényes Adolf
Siblings、1906年
兄弟を描いている、優しい絵で、岩崎ちひろの作品を思い出します。
ハンガリー国立美術館
Buda Palace Buildings A, B, C, D
ハンガリー国立美術館の公式サイト
posted by jirokayo at 23:34|
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