先月ブリュッセルのベルギー王立美術館を訪れた。1999年3月から16年ぶり2回目で、その間に大改装があり随分前とは違う印象になっていた。アンソール、クノップフなどの近代の画家は違う美術館に移っていた。フランドルを代表する16世紀の画家、ブリューゲルの絵は2階の一室にある。
ベツレヘムの戸籍調査場面は皇帝アウグストゥスの命により住民登録を行っているところに、ロバに乗った身重の聖母マリアがベツレヘムに到着する。実際は1566年ごろの雪と氷におおわれたブラバント(1183-1795年 オランダ領)のある村で、活気に満ちた日常の生活の様子、人々の様子を描いている。
閉館まじかの美術館の2階を何度も周り、最後はこの絵の前で止まって漠然と眺めていた。16年ぶりこの名画を見ていること、もっと喜ばないといけない! と突然思った。体調が悪い、判断が悪く夫が不機嫌になる、フランス語が思うように出てこないとか、そんなことどうでも良いではないか。自分の欧州旅行の憧れ、辛い時の拠り所にになってきたベルギーにまた来れたことにもっと感謝するように、フランドルを描いた不思議な世界を持つブリューゲルの絵に諭されました。

この絵に描かれている豚の解体、そのそばで風船を膨らましている子供、この風船は豚の膀胱。2日後に現地ガイドさんから説明を受けた。

グランプラスに電灯に豚の膀胱を3つづつっているレストラン Le Roy d'Espagneがある。

偶然私達が前日に夕食を取った店で、あのライトについている物は何か? となぞに思っていました。
posted by jirokayo at 02:11|
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ベルギー
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