2025年10月31日

姫路セントラルパーク「ゾウの森 バナーガッタ」の4頭のアジアゾウ(2025年10月30日)

昨日、姫路セントラルパークを訪れて、インドから来てくれた4頭のアジアゾウに会いました。8月9日「ゾウの森 バナーガッタ」がオープンして、昨日が3回目です。前回9月13日はバックヤードツアーに参加しました(まだ記事にできていません><)。

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ゴンドラに乗らずに駐車場から歩いて下りました。ゾウの森の扉を開く前から、まだ幼いゾウさんの鳴き声が聞こえてきました。

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4頭の紹介です。シュレイシュ、ゴウリー、シューティー、トゥルシー。
詳細は別記事に記載しています。
「ゾウの森 バナーガッタ」姫路セントラルパークにオープンしました!! 4頭のアジアゾウに会いました(2025年8月9日)

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ゴウリー、シューティー、トゥルシーの3頭が丘の方に歩いてきました

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雄のシュレイシュです。



【2025.10.30 10:55-10:58 姫セン アジアゾウ@】
11時前 丘で草をゴウリーがこちらに向けて投げ、スレッシュがシューティ―をかまっていると、離れていたトゥルシーの声が響きました。トゥルシーは飼育員さんの姿を見て走って行きました。他3頭も動きだしました。姫センのバスが来ていました。

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ゴウリー、2016年12月生まれ。一番歳上で落ち着いています。



【2025.10.30 11:02-11:12 姫セン アジアゾウA】
11時 ゴウリーが丘からゾウ舎側へ走って移動しました。他の3頭も移ってきました。シューティ―、トゥルシーが並んでプールのお水を飲みました。

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トゥルシー、一番歳下で天真爛漫な感じです。



【2025.10.30 11:19-11:23 姫セン アジアゾウB】
11時20分 シュレイシュとシューティ―が向かいあってお鼻を絡めていました。トゥルシーが来て3頭一緒に動きだし、ゴウリーは丘で草を食べて背中に投げていました。トゥルシーが餌やり場に向かってくると、他の3頭も続き、4頭がお客さんの側にきました。平日の餌プレゼントは13時からで、まだあげることが出来ませんでした。

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ナガハナマルシェ。餌の販売時間は平日は13時〜13時半です。

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シュレイシュがナガイハナを伸ばしたのですが、お客さんたちは「ごめんね」とあやまりました。


【2025.10.30 11:24-11:33 姫セン アジアゾウC】
11時20分すぎ 丘で草を食べていたゴウリーがプールサイドにいたシューティ―とトゥルシーに並びました。シュレイシュは道路近くの水飲み場でお水を飲んだ後、雌3頭のいる方へ行き、シューティーにかまいました。

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右から、ゴウリー、シューティー、トゥルシーです。

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シュレイシュです。

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シュレイシュはシューティーによく絡んでいました。



【2025.10.30 11:34-11:39 姫セン アジアゾウD】
11時半すぎ ゴウリーが草を持ってプールサイドのトゥルシー、シューティーのところにきました。草をもらって食べているシューティーの横にシュレイシュが割り込んできて、4頭が並びました。

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左から、トゥルシー、シュレイシュ、シューティー、ゴウリー。



【2025.10.30 11:38-11:58 姫セン アジアゾウE】
11時40分前 シュレイシュ、ゴウリーに続いていたシューティーが何かに反応して鳴きました。シューティーの後にいたトゥルシーはしばらくシューティーと一緒に動きました。
11時50分すぎ プールサイドでシューティーの側にいたシュレイシュが去ると、シューティーはお水を飲み、吹き出しました。。トゥルシーがプールサイドに戻ってきて、持っていた草をプールに投げました。

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シューティーがスプラッシュ、お水を吹いたところ

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トゥルシーが草をプールに投げました。
もう涼しいのでプールに入っていく様子はありませんでした。

4頭のゾウさんに会えて良かった、みんな元気で嬉しいです。
温暖な南インドから来園しているので、日本の冬は寒いので心配ですが、バックヤードツアーの時に冬の対策をお聞きしました。
短い時間でも、毎月一回は会いに来くつもりです。また様子をお伝えできればと思います。

●姫センのゾウの飼育員さんを特集した番組です。

【姫路セントラルパークに5年ぶりのゾウ!ベテラン新人コンビの挑戦【かんさい情報ネット ten.特集/ノゾキミ】】
この夏、兵庫県にある「姫路セントラルパーク」に4頭のアジアゾウが仲間入りしました。絶滅危惧種であるゾウの飼育には高度な知識と技術が求められ、常に危険と隣り合わせ。希少な命を預かる飼育チーム、ベテランと新人コンビの奮闘をノゾキミしました。
(かんさい情報ネットten. 2025年9月22日放送)


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2025年10月01日

コペンハーゲン動物園のアジアゾウ☆マックの姪っ子、Chin ありがとう!(2024年5月20日)

昨夜、9月30日 コペンハーゲン動物園のアジアゾウ、Chin(1歳7ヶ月)がヘルペスウイルスのため亡くなりました。Chinは神戸王子動物園のマックの姪っ子です。昨年5月にデンマークを訪れた理由のひとつはChinとその父Fahim(マックの異母弟)に会うためでした。
亡くなったChinを忍んで、今頃ですが、2024年5月20日に訪れたコペンハーゲン動物園をまとめたいと思います。

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(ゾウ舎の入り口)
11時前に コペンハーゲン動物園に着きました。中央駅でバスのチケットを購入するのに時間がかかりましたが、動物園のチケットは少し並んで買えました。
フラミンゴ、ライオン、ホッキョクグマを見てから、ゾウのエリアへ行きました。ジャイアントパンダ舎と隣接しています。

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動物園のマップ
簡単に見えますが、ゾウ舎と放飼場を行き来するには時間がかかる設計になっています。

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Googleマップ
ゾウのエリアです。小判状の屋根2つを繋いでいる四角屋根があり、大きな放飼場が2つあります。

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ゾウ舎の建物に入りました。広いエントランスに展示があります。

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スロープ状の通路を下っていきました。

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右側に部屋が見えました。たっぷり砂が入っていて、柵には小窓がついていて、ゾウの足や耳が出せるようになっています。明るい陽ざしがたくさん入っていました。冬は極端に日照時間が短くなるので、屋根に工夫をしているのだと思います。

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砂のない部屋もあり、またその奥にも部屋が見えます。

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スロープで階を降りました。折り返した右手に大きな部屋が見えました。砂の盛りがいつくつもあります。

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砂部屋。寒い冬はお部屋でゆっくり過ごせそうです。

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砂部屋の前を通って外に出ると、放飼場にでました。こちらはメインではなく、サブで使っているようです。

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ゾウ舎をでてメインの放飼場に行くためには、サブの放飼場横を通ってレッサーパンダ、アムールヒョウの横を通って行くしかありません。

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2023年、旭山動物園はコペンハーゲンから雄のアムールヒョウを迎えています。「デン」と名付けられました。

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柵の緑のすき間から少し見えましたが、寝ていました。5月とは思えない暑さです。

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長い道のり(大げさ)ですが、メイン放飼場に来ました。夫はこちらにいました。
しかし。。。長い道のりだったのに、一頭もゾウを見ていません! どういうことでしょうか。どこにゾウたちはいるのでしょう。6頭いるはずです。

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飼育員さんたちが餌を持ってきました。

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ひとり乗りのコンパクトな乗り物に乗っています。あちこちにおいていきます。

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タイヤやゴムフィーダーにはクッキーのようなものが仕込まれました。

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散水のチェックをしています。

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2mの高さもないモートに藁がひかれていて、外側に電柵が張ってあります。このモートにゾウは落ちないのか?落ちても大丈夫なのか?と気になります。
が、もうゾウが出てくるだろうと座って待っていました。

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出てきた! Chinが見えました! 母ゾウ Maha Kumariの左側について小走りです!お尻を向けて奥に向かっていきました。


【●雌ゾウたちの登場 (11:44-11:52) 】
放飼場のあちこちに餌がセットされた後、 Maha Kumari(17歳)とChin(3カ月)が一番に出てきました。その後(おそらく)群れのリーダー、Kungrao(26歳)が登場し、親子のSurin(26歳)、Mun(3歳)が続きました。

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Kungraoがでてきたところ

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Kungraoはすぐにクッキー?の入ったフィーダーへ行きました。

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Maha KumarとChinもフィーダーのところにきました。

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SurinMunの親子も登場したところです。

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3歳のMunはタイヤの中のおやつを一番に食べにいきました。

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お母さんのSurinはやっぱりクッキー?フィーダーを揺らしました。娘のMunは池に急ぎます。

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KungraoChinも一緒に池に行き、Surinも後から合流してみんなでお水を飲んでいました。
Maha Kumariはマイペースで餌を探して動いていました。ChinKungraoを慕っているので、KungraoChinの母親だと錯覚していました。

雄ゾウの姿が見えません。マックの異母弟 Fahimに会いたいのに。。Fahimは牙がほぼないし、この中にいるのか? そういえばきりっとしているお顔(Maha Kumari)がいるけれど。。
が、見えました!大きなゾウが出てきました!


【●Fahimの登場 (11:52-12:00)】
雌ゾウたちが放飼場にでてお昼ごはんをしているとき、雄ゾウ Fahim(神戸王子動物園のマックの異母弟)が出てきました。

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Fahimは長い牙はないですが、マックによく似ています。体の幅、高さ、お顔とのバランスがマックを思わせました。
マックの弟に会うのは初めてなので、嬉しくて興奮しました。

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Fahimはあちこち歩いて枝や草を見つけて食べました。6頭が揃ってお昼ごはんです。
池の向こうは動物園の敷地外です。「エレファント・ビュー・スポット」とグーグルマップに出ています。それが現地では分からず、私も池の向こうから見たい、行きたいと道を探していました><

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Fahimはチューリッヒ動物園生まれです。故Maxiが父、Indiが母、Chandraが姉、故Omyhaが妹、故Umeshは異父弟です。

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放飼場の隅でFahimと目が合いました。姉のChandraにも似ていました。

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◎コペンハーゲン動物園のゾウ6頭◎
・Kungrao(1998年生まれ)
・Surin(1998年生まれ)
・Maha Kumari(2007年5月9日生まれ)
・Fahim(2005年7月24日生まれ)
・Mun(2020年10月1日生まれ)
・Chin(2024年2月19日生まれ)


【●英語ガイド説明(11分40秒〜)】
6頭がお昼ごはん中に英語ガイドが行われました。(11分40秒からです)
・アジアゾウの特徴、健康管理のためのトレーニング、得に爪のお手入れは大切。
・6頭のゾウの紹介。生後3カ月のChinは体重が200kg。まだ賢さより好奇心が旺盛、両親 FahimMaha Kumariの強い気質を受け継いでいる。3歳半のMunの母、Surinは大人しくて人間と接触に控え目。

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12時からゾウのガイドが始まりました。コペンハーゲンは国際都市です。英語で話されました。

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たくさんのお客さんが生後3ケ月のChinを見ていました。母Maha Kumariと一緒にお水を飲んでいました。

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ガイドが終わり、質問があれば遠慮なくということだったので、Fahimの牙のことを尋ねました。動物園で切られたのではなく、Fahimは自然と牙が伸びなかったのだと教えていただきました。
「牙はなくても、彼は立派な雄ゾウです!」と言われました。


【●Chinと群れのリーダーKungrao(12:09-12:26)】
Chinの母はMaha Kumariですが、Chinは最年長(たぶん群れのリーダー)のKungraoの後をついてまわっていました。

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Kungraoは2頭の仔をヘルペスウイルスで亡くしました。今は仔がいませんが、MunにもChinにも慕われています。

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MunChinは3歳違いです。
2023年、Munはヘルペスウイルスを発症しましたが、助かりました。


【●砂部屋 (12:31-12:40) 】
お昼ごはん、お水飲みも済んで落ち着いたころ、Kungraoが砂部屋に入っていきました。ほかの雌ゾウたちも後についていくようです。慌てて砂部屋の方を見にいきましたが、人の入り口は放飼場から遠くにあります。大きな部屋に驚くほどの土が置かれています。土を体になすりつけるようにChinは動いていました。

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SurinMun親子が授乳中の側でChinがごろごろすると、、煩わしいのかSurinChinをはらいました。Fahimも後から入ってきました。

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みんなで砂を浴びていました。


【(●砂部屋からでてきて12:36-12:50)】
Kungraoの次にMunが砂部屋からでてきました。Surinがでて、間もなく Maha KumariChinFahimもでてきました。陽射しが強くからっとしていますが、夏のような暑さでした。

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ゾウから離れて、動物園を周りました。15時40分ごろに戻りました。


【●FahimとChin親子(15:45-16:09)】
6頭のゾウがそれぞれに動いていて、3歳半のMunは砂部屋に入っていきました。8分10秒〜 Chinが父親Fahimのそばに寄っていき、2頭がコミュニケーションを取っていました。

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Fahim(マックの異母弟)はChinが2番目の仔です。
初めての仔はロッテルダム(Diergaarde Blijdorp) にいるMaxi(2022年10月9日生まれ)です。チューリッヒにいた祖父Maxi(マックのお父さん)と同じ名前です。


【●Fahimのもとへ (1614-1618)】
Munは放飼場の凹みのあるところで後足を淵から出していました。雌たちが奥に集まっていったとき、Fahimが砂部屋からでてきました。KungraoFahimのところへ向かうとみんなもついて来て、Fahimを囲みました。

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みながFahimのところに集まりました。


【●Chinお昼寝からおこされる(16:23-16:30)】
16時半前 ChinKungraoと母Maha Kumariの間で寝ていました。動かないので大丈夫か?と心配して見ていたのですが、影をつくっていたKungraoが砂部屋に向かうと、Maha KumariChinを起こしました。Chinは起き上がって、砂部屋に向かいました。

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日が長い北欧の5月ですが、そろそろ寝室に戻る時間だったのでしょうか。
Maha Kumariの一番目の仔Jung Bul Kneは今ハンガリーの Veszprém動物園で、ズゼの異母弟 Thuyaと一緒に暮らしています。 この旅行の後半に会うことになりました。)

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起こされたときのChinです。

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気になってずっと見ていました。


【●Fahim 丸太で体こする】
雌ゾウ5頭がお部屋に入っていき、Fahimは放飼場にひとりになりました。大きな丸太がお腹の下にあり、体をこすっていました。

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お腹を擦ってストレッチしているようでした。
Fahimのお顔を最後に見て、満足して帰ることにしました。

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ショップで買い物をして動物園を出ると17時でした。空が青々として澄み眩しかったです。


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◎コペンハーゲン動物園の公式サイトより
https://www.zoo.dk/nyheder/elefantunge-behandles-for-virus
2024年9月26日 小ゾウウイルス感染、治療中
https://www.zoo.dk/nyheder/elefantunge-doed-af-virus
2025年9月30日 小ゾウウイルス感染で死亡

Chinは対ヘルペスウイルスワクチンを3度摂取して、その経過観察、採血結果はワクチン配布先(ロッテルダム)に送付されています。研究はまだ続きます。亡くなったChinが次のゾウの死を避けることが出来るかもしれません。

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(授乳中のMaha KumariとChin)
歯をかみしめています。Chinが生まれたから、15年ぶりにデンマークに行くことを決めました。動物園以外にも貴重な出来事がありました。嬉しかったです。Chinに会えて、Fahimに会えて。今動画、写真を見返して思うことは、コペンハーゲン動物園を訪れることができて本当に良かった、幸せであるということです。
元気いっぱい好奇心いっぱいに生きた1年7ヶ月、Chin、ありがとう。どうぞ安らかに。。コペンハーゲンのゾウさんたち、心からありがとう。


ラベル:ゾウ #ゾウ
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2025年09月06日

ズゼちゃん、神戸に来て29年が経ちました☆(2025年9月3日)

先日 9月3日で王子動物園のアジアゾウ、ズゼが神戸に来て29年になりました。

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毎年ズゼの来園記念日はほぼ一日動物園にいるのですが、今年は水曜で休園日にあたりました。忙しく疲れもり特別な事はできませんでした。
お祝いの写真は前日の13時半前に撮影しました。ズゼがモートの草を取っているところです。この日は夫の実家の用事があり、この撮影の後に帰りました。


【2025.09.02 13:33 ズゼ モートの草取り】
13時半 ズゼは日除けの影の中でゆっくりしていたのですが、南側のモートのところに来ました。お鼻を伸ばして草を取り始めました。ズゼはまわりを見ていて、家族連れのお客さんが来られるとお鼻をあげていました。

翌日の9月4日の「ズゼちゃん日記」です。
2025年9月4日(木) ズゼちゃん 29年来園記念日の翌日は雨上がりでした☆


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ズゼ(우)
生年月日:1990年4月5日
出生地:リガ動物園 (ラトビア共和国)
来園日:1996年9月3日
特徴:飼育員の言うことをよく聞くお利口さん。
ぽっちゃり体型のかわいいゾウさんです


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アジアゾウのズゼは神戸市の
姉妹都市であるラトビア共和国
リガ市のリガ動物園から
動物交流の一環として
震災で傷ついた神戸市民を
元気づけるため寄贈されました


ズゼちゃん、神戸に来てくれてありがとう!
ズゼを神戸に贈っていただいたラトビア、リガの皆さんに心から感謝いたします。


関連の記事
9月3日はズゼの来園日☆1996年 ラトビア、リガ市から神戸までの道のり
2024年9月3日(火) マックが連続丸太立ててお祝い!? ズゼちゃん 28回目来園記念日☆
2023年9月3日(日)ズゼちゃん、ありがとう☆27回目の来園記念日
ズゼの26周年目 神戸に来た記念日に☆ズゼの飼育員(学芸員)、私の恩師へオマージュ(2022年9月3日)
アジアゾウのズゼ、神戸に来て26年目を迎えました。(2022年9月3日)
アジアゾウのズゼ、神戸王子動物園で25年経ちました(2021年9月3日)
ズゼの来園24年記念日(2020年9月3日)☆神戸王子動物園のアジアゾウ
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2025年08月14日

「ゾウの森 バナーガッタ」姫路セントラルパークにオープンしました!! 4頭のアジアゾウに会いました(2025年8月9日)

先日 8月9日、 姫路セントラルパーク『ゾウの森 バナーガッタ』がオープンしました。インド、バナーガッタ生物公園から4頭のアジアゾウが7月26日に姫路に到着しました。
姫路セントラルパーク公式サイト:アジアゾウがやってきた!

7月25日「4頭のゾウが日本、姫路に向かう」、インドを出発当日に現地でニュースが流れました。にわかに信じがたくフェイクニュースと疑いましたが、本当でした。ゾウさんは来てくれました。夢のようです。 また姫路でゾウさんに会えることが、嬉しくてたまりません。公開初日に行こう、11時からの一般公開記念セレモニーにも間に合うようように。と気合が入りました。が、

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姫路セントラルパークに到着したのは10時45分ごろでした。急いでゾウのエリアに向かいました。夫は初めての姫センですが、案内のマップを見ている暇も与えずウォーキングサファリを進みました。(※園内マップには「ゾウの森 バナーガッタ」が加わっていると、後で写真を見て気が付きました)

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ゾウのエリア前はたくさんの方がおられました。インドの神様「ガネーシャ」の像が置かれているところで足が止まりました。インド人スタッフがお香(日本の線香のような)を焚き、礼拝を捧げられました。

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ガネーシャはゾウの頭を持つ神様です。神聖な気持ちになったところで、セレモニーが始まりました。

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新エリアの幕が開かれます。
姫路セントラルパークの西角知也園長、バナーガッタ生物公園のゾウ現場責任者のシュエィシュさん(お香を焚かれた方)です。

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『ゾウの森 バナーガッタ』 がオープンしました!
盛大な拍手の後、神様ガネーシャの紹介があり、西角園長からご挨拶をいただきました。


【2025.08.09 姫セン 『ゾウの森 バナーガッタ』オープン!】
11時 『ゾウの森 バナーガッタ』の幕が開きました。4頭のアジアゾウがインド式のお化粧をして登場しました。

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向かって右から
スレイシュ♂ 7歳(2017年9月22日生まれ)
ゴウリー♀ 8歳(2016年12月21日生まれ)
シューティ♀ 7歳(2018年4月18日生まれ)
トゥルシー♀ 5歳(2020年1月30日生まれ)

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子どもたちからスイカのプレゼントがありました。
ハプスブルクがありましたが、みんなスイカをいただきました。



【2025.08.09 11:26-12:17 『ゾウの森 バナーガッタ』 お食事タイム、プール】
『ゾウの森 バナーガッタ』の開幕式が終わり、4頭のアジアゾウは揃って丘に移動しました。青草が運ばれて、お食事タイムになりました。雄のスレッシュは首の鎖をはずしてもらいました。またみんなで移動してプールにきました。プールサイドに青草が置かれると、ゴーリーちゃん以外はすぐに入ってきました。

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インド、バナーガッタ国立公園を模して造られた丘です。

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電柵が蜘蛛の巣のように張られていますが、圧迫感はありません。

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丘でのお食事はしばらく続きました。

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『ゾウの森 バナーガッタ』
エリア紹介モニュメントはバナーガッタ国立公園をイメージされた、三角柱の2面に説明がありました。

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「アジアゾウの生まれ故郷、バナーガッタ生物公園について」

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「アジアゾウの現状について」「インドの取り組み」

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インドの神様、ガネーシャは丘の方を向いて置かれました。

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ゾウと来園者を見守っているようです。

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12時すぎ ゾウさんたちがプールに戻ってきました。青草をもらいます。
一番若いトゥルシー(5歳)が真っ先にプールに入りました。年長のゴウリー(8歳)は様子をしばらく見てからプールに入りました。

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プールの中で美味しそうに青草を食べていました。

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壁から水が流れていて、トゥルシーは滝行のように頭に水を浴びていました。

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【ゾウさんの紹介】
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Suresh
シュレイシュ」は現地の言葉で「最も優れた」を意味します
性別:オス
生まれた日: 2017.9.22
性格:落ち着きがあり穏やかみんなのお兄ちゃん的存在
見分けるポイント:立派な牙を持っている

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シュレイシュ
お顔も体も大きくて迫力があります。豪快ですが優しさもあります。

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Gowri
ゴウリー」は現地の言葉で「白く輝く」を意味します
性別:メス
生まれた日:2016.12.21
性格:おっとりとした性格で、非常に頼りになります
見分けるポイント:尾が真っ直ぐで長い

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ゴウリー
お顔が小さくきれいなゾウさん。控え目なところが印象的でした。

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Shruthi
シューティ」は現地の言葉で「神聖な音」を意味します
性別:メス
生まれた日:2018.4.18
性格:繊細で頑固な所がありますが面倒見の良い一面も持ち合わせています
見分けるポイント:右耳に小さな傷がある

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シューティ
お顔が大きくてかわいいゾウさん。3頭のメスの真ん中です。

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Tulsi
トゥルシー」は現地の言葉で「癒しと宇護の象徴」を意味します
性別:メス
生まれた日:2020.1.30
性格:みんなから可愛がられており、やんちゃな性格です
見分けるポイント:尾が曲がっている

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トゥルシー
一番小さくて愛らしいゾウさん。とても活発です。

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ゾウのエリアをドライブスルーサファリから見ました。私は運転をし助手席の夫に撮影してもらいました。

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『ゾウの森 バナーガッタ』
大きな石に描かれています。

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その手前にゾウ舎が見えました。

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以前のゾウ舎が改装されています。中の柵が新しく、しっかりしたPCウォールもありそうです。

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サブのゾウ放飼場のようなところに土が盛られていました。

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4頭のゾウさんが並んで歩いていました。

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いつも一緒に行動しているように見えます。



【2025.08.09 14:30 『ゾウの森 バナーガッタ』 4頭で鬼ごっこ?】
14時半 ドライブサファリ側から『ゾウの森 バナーガッタ』を見ました。
雌3頭 ゴウリー、シューティ―、トゥルシーが並んで走って、スレッシュが追いかけて、丘を上って下りていました。

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誰かが走りだすと、みんな後についていきます。

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楽しそうに走っていました。
ドライブスルーサファリでは右側にゾウさんのエリアがあります。ゾウが来るととても近くに見えました。いつまでも見ていたかったです。

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4頭のゾウさんがインドから載ってきたコンテナです。
35時間をかけてインドから姫路に来てくれたゾウさんたちに感謝します。ご同行されたインド、日本のスタッフの皆様もありがとうございます。

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西角園長様の「ゾウの森 バナーガッタ」一般公開記念セレモニーのご挨拶です。(抜粋で失礼します)
5年ぶりに皆様の前に象達をご覧いただける機会がようやく迎えることができました。象のいない5年間に様々な人たちのご縁でそれが繋がっていき、2023年11月にインドのバナーガッタ生物公園と動物の飼育繁殖に関する協力協定を締結することができました。その協定の一環としてゾウ達が4頭セントラルパークにやってくることになりました。
導入が決まってから私を始めまして、当園の獣医師と飼育担当者が実際インドの現地に行きまして、様々な研修を受けてまいりました。現地のバナーガッタ生物公園は本当に広大で、どこまでも続いているんじゃないかというようなゾウの展示場に約30頭近くのゾウさんたちがのんびりと暮らしておりました。その景色は本当に圧巻で絶景な景色でした。
【略】できる限りバナーガッタの大自然を姫路に再現して、健康でストレスない生活を送らせていただけるように整備してまいりました。
【略】ゾウを迎え入れたその日から、私たちは飼育及び繁殖に対する研究を取り組んでおります。ぜひ近い将来、元気な赤ちゃんが皆さんの前でお見せできるように一生懸命取り組んでまいります。そして、絶滅危惧種であるアジアゾウの種の保存に貢献して、次の命を次の世代につなげていけるように一生懸命取り組んでいきたいと思います。


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かつて姫路セントラルパークにはアフリカゾウが暮らしていました。ゾウがいなくなって5年がすぎ、新たにアジアゾウが導入されました。大きな決断、大変なご努力があったと思います。そしてこれからは重要な役割を担われていきます。同じ兵庫県在中、ゾウファンの私は出来る限り応援させていただきたいと思っています。

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家に帰って、姫センの案内を広げていました。

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裏側に動物の紹介があります。アジアゾウが増えています!

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喜びがこみ上げてきました。表現できない感情でした。
私も色々なことが繋がってゾウのファンになり、昨年は阪明美さんの遺作展「始点への帰展」アフリカゾウを観に姫路セントラルパークを2回訪れました。日本画で端正に描かれたゾウさんに感動しました。このたび導入されたのはアジアゾウですが、阪さんも喜んで見守っておられるような気がします。

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「ゾウの森 バナーガッタ」の公開、おめでとうございます!
元気でかわいいゾウさんたちに会えて本当に嬉しいです。心からお礼申し上げます。4頭のゾウの健康と幸せ、スタッフ皆様のご健康、姫路セントラルパークの発展を祈っております。


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●関連記事
姫路セントラルパークのアフリカゾウ、ヒロ君が永眠しました(2020年5月24日)
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再訪☆アフリカゾウを描いた阪明美さんの遺作展「始点への帰展」☆2024年3月3日まで延長開催中です!@姫路セントラルパーク

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2025年08月08日

マルミミゾウの赤ちゃん誕生、おめでとうございます!広島市安佐動物公園☆クラファンのリターン日に訪れました(2025年3月19日)

8月5日の早朝、広島市安佐動物公園でマルミミゾウの赤ちゃんが誕生しました。
マルミミゾウは世界で3頭しか飼育されていない希少動物で、そのうち2頭が広島にいます。雄のダイくん、雌のメイちゃんです。2頭は2001年にアフリカのブルキナファソから日本に来ました。ダイくんは秋吉台自然公園サファリランド、メイちゃんは安佐動物公園で暮らしていたのですが、2022年にダイくんが安佐動物公園に移動し、メイちゃんとマルミミゾウの繁殖を目指すことになりました。

安佐動物公園公式サイトマルミミゾウのメイが出産しました!!(8/5)

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安佐動物公園サイトより
メイちゃんが無事に出産されたこと大変嬉しく、心からお喜び申し上げます。

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メイちゃんの出産を応援するクラウドファンディングが昨年11月にスタートしました。第一目標額の9百万はあっという間にクリアし、3千万を超す支援金が集まりました。
Readyforサイト広島市安佐動物公園|マルミミゾウの赤ちゃん誕生をみんなで支えよう!

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私もクラファンが立ち上がった日にリターン、『【現地で応援】オスゾウ「ダイくん」のゾウ舎バックヤードツアー 2025年3月19日』を申し込みました。
安佐動物公園には2回行ったことがあり、マルミミゾウのメイちゃん、ダイくんに会っていたのもあり、ぜひ応援させていただきたいと思いました。

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(2025年3月19日撮影)
安佐動物公園には2頭のマルミミゾウと1頭のサバンナゾウが暮らしています。
広島の動物園を訪れたきっかけはサバンナゾウ(アフリカゾウ)のタカくんでした。姫路セントラルパークで開催されていた阪明美さんの遺作展「始点への帰展」に感動し、阪さんが日本画で端正に描かれたアフリカゾウの一頭、タカくんにぜひ会ってみたくなったからです。
ブログ記事再訪☆アフリカゾウを描いた阪明美さんの遺作展「始点への帰展」☆2024年3月3日まで延長開催中です!@姫路セントラルパーク

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(2025年3月19日撮影 タカくん)
3月19日のクラファンのリターンイベントが開催日も、タカくんに会えるのを楽しみにしていました。
(動物園紹介より)
名前:タ カ
性 別 :♂
出 生 地 :姫路セントラルパーク(兵庫県)
来 園 日 :2005年3月10 日
1991年5月29日に日本で生まれたゾウです。体重は5トンを超え、長い鼻で重たい丸太も軽々 と持ち上げられるほどの力持ちです。


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今日のイベントマルミミゾウ舎に掲げている紹介、説明です。

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ゾウの仲間はアジアゾウ、アフリカに住むサバンナゾウ、マルミミゾウがいます。

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サバンナゾウとマルミミゾウの違い。安佐動物公園で両方を見ることができます。

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『マ ル ミ ミ ゾ ウ は 希 少 な 種』
マルミミゾウは国際自然保護連合(IUCN) のレッドリストで『深刻な危機(CR)』とされています。野生での生息状況は不明ですが、その数は急速 に 減少していると考えられています 。その主な原因は 、生息地の破壊や牙を狙った密猟によるものです 。マルミミゾウのことを知り、守るために私たちができることを考えていきましょう


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イベントの主役はマルミミゾウ、ダイくんです!
(動物園紹介より)
名 前 : ダ イ
性 別 : ♂
年 齢 :2001年に推定2歳で来園
体 高 : 約 270cm (地面から肩までの高さ)
体 重 : 約 5000kg
担 当 者 か ら の ひ と こ と
安佐動物公園には2022年にやってきました。人懐こく、豪快な泥浴びは見てて飽きません。
2023年12月にはメイとの交尾に成功しました。国内のマルミミゾウを次世代までつないでも らうため、メイとの繁殖がうまくいきますように!

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そして8月〜10月に出産予定のメイちゃん。
(動物園紹介より)
名 前 : メ イ
性 別 : 우
年 齢 :2001年に推定 2 歳 来園
体 高 : 約 240cm ( 地面から肩までの高さ )
体 重 : 約 2700kg
担 当 者 か ら の ひ と こ と
とてもかしこく 健康管理のために教えた動作をいくつも覚えています 。
となりにいるサバンナゾウの『 タ カ 』 ( の ) に 対 し て 、さく越 し で あ れ ば ガ ン ガ ン 向かっていく強気なところがあります。
念願の妊娠真っ只中 ! 無事に赤ちゃんが育つことを祈ります。


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マルミミゾウのバックヤード見学は13時半から始まりました。参加者は約20名です。

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2022年 ダイくんが安佐に来園する前に建てられたマルミミゾウ舎です。

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ゾウ舎の敷地に入りました。ダイくんが放飼場から見ていました。

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ゾウ舎の中です。お部屋はそれほど大きくないように見えました。
柵の間隔が考えられていて、ダイくんが足を出して見てもらえるようになっています。

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通路は広く取られています。

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感知式の給水装置を見せていただきました。

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バケツにカットされたニンジンが入っていました。エンリッチメントに使います。

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放飼場にでてニンジンを埋めます。一人3個のニンジンをいただきました。

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靴カバー、ビニール手袋、スコップもご用意いただきました。
どこに埋めても良いのですが、迷ってしまい遅くなってしまいました。

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奥の方に埋められる方が多かったです。

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放飼場には大きな穴ができていました。
マルミミゾウ、サバンナゾウは深い穴を掘る習性があるようです。メイちゃん、タカくんが深い穴を掘っていたことを思い出しました。
後の質問コーナーの時に放飼場のことをお尋ねしました。

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ニンジンを埋めてから、ゾウ舎を裏を通って外に向かいました。

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自動開閉の油圧式の扉です。開く前に笛が鳴らされます。

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ゾウ舎には前室?があり、ここでダイくんはトレーニングをしているようです。
足をのせる柵が色落ちしていて、何度も足をのせているのだと思いました。

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奥に体重計がありました。埋め込み式です。

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外にダイくんが秋吉台から載ってきたコンテナが置かれていました。その当時のダイくんがぴったりと入るサイズで作られました。今は体が大きくなっているので、もうダイくんは使えないそうです。
ゾウ舎からでて、ダイくんの登場を待ちました。



2025.03.19 14:10-14:20 ダイくん、エンリッチメント
バックヤードの見学後、放飼場にニンジンを埋めて、ダイくんが探しだすエンリッチメントが行われました。
ダイくんは嗅覚を働かせて次々とニンジンを見つけました。
妊娠中のメイちゃんがエンリッチメントを気にして、見に来ていました。

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ダイくんがニンジンを探しています。

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約60個のニンジンは全部見つけるだろう、と言われていました。
ダイくんがエンリッチメント中、近くにおらえた飼育員さんにいくつか質問させていただきました。赤ちゃん対策についてで、モートの放飼場は赤ちゃんには危険ではないか? とお尋ねすると、メイちゃんの放飼場を2分して柵をつける。タカくんの場所はそのまま、ということでした。

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安佐動物公園のゾウ舎です。手前の大きなゾウ舎にタカくん、メイちゃんのお部屋があります。奥に新しいマルミミゾウ舎

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タカくん、メイちゃんは白いゾウ舎前の放飼場にいます。
奥の狭いエリアがタカくん。モートに隣接した広いエリアをメイちゃんが使っています。

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タカくん、メイちゃんの境界線には大きな石、柵があります。

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2頭は種類が違うゾウですが、とても仲が良いです。



2025.03.19 12:16-12:19 タカくん、メイちゃん、ダイくん
12時10分すぎ サバンナゾウ、タカくんが膝をついているところに、マルミミゾウ、メイちゃんがお鼻を絡めに行きました。奥に映っているのがマルミミゾウのダイくんです。

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限られた放飼場を大きなサバンナゾウのタカくん、マルミミゾウの家族が暮らしていきます。今までとはまた違った過ごし方になると思います。

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(3月19日撮影 安佐動物公園)
マルミミゾウのダイくん、メイちゃんの子孫が生まれたこと本当に喜ばしいです。おめでとうございます。関係者の皆様、応援されて来られた皆様のお喜びは一入だと思います。
どうか赤ちゃんが順調に成長していきますように。メイちゃん、ダイくんのマルミミゾウの家族、そしてサバンナゾウのタカくんが元気に幸せに暮らしていきますように願ってやみません。またみんなに会いに行きます。
安佐動物公園の皆様、バックヤードツアーではお世話になりました。ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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YouTube動画
2025.03.19 12:50-12:58 タカくん お水
2025.03.19 12:20 ダイくん 放飼場で
2025.03.19 13:00-13:08 タカくん ゾウ舎を気にする
2025.03.19 13:14-13:18 タカくん、枝を食べる
2025.03.19 13:18-13:20 メイちゃん、枝を食べる
2025.03.19 14:34-14:49 タカくん ムスト期、メイちゃん活発
2025.03.19 15:13-15:17 ダイくん お鼻をあげて
2025.03.19 15:20-15:24 タカくん、メイちゃんの絡み

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関連記事
広島市安佐動物公園☆自然の中で沢山の動物に会いました @ アムールヒョウのスクちゃんも(2024年2月16日)
安佐動物公園A サバンナゾウのタカくん、マルミミゾウのメイちゃん、ダイくんに会いました☆(2024年2月16日) 
安佐動物公園「ナイト サファリ プレイベント」@☆静けさのイベント前(2024年8月3日)
安佐動物公園「ナイト サファリ プレイベント」A☆サバンナゾウ タカくんが目の前に☆(2024年8月3日)




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2025年07月26日

無事に到着しました! 姫路セントラルパークに4頭のアジアゾウ!!(産経新聞ニュース)2025/7/26

インド、バナーガッタ国立公園から姫路セントラルパークにゾウ4頭が無事に到着しました!!
本当に良かった、嬉しいです!!
(ベイシティローラーズ、レスリーの奥さんのご実家だった岩屋寺近くに姫路セントラルパークはあります。)

姫センにアジアゾウ4頭 飛行機で関空に 園長「ほっとしている」 8月から一般公開へ
2025/7/26 08:00

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兵庫県姫路市の姫路セントラルパークに絶滅危惧種のアジアゾウ4頭が加わることになり、25日、インドから関西国際空港に到着した。8月9日にオープンする展示スペース「ゾウの森バナーガッタ」で一般公開される予定。
令和5年11月、インドのバナーガッタ生物公園と締結した協力協定の一環で、ゾウを迎え入れることになった。園では2年5月にアフリカゾウが死んでから5年ぶりのゾウの展示となる。
やってきたのはシュレイシュ(雄、7歳)▷ゴウリー(雌、8歳)▷シューティー(雌、7歳)▷トゥルシー(雌、5歳)−の4頭。インドのバンガロール空港から貨物機のチャーター便で輸送され、25日昼頃に関空へ到着した。
関空では、ゾウの入った入れ物「クレート」の隙間からゾウが鼻を出し、インドから同行した飼育スタッフらがスイカやサトウキビなどを与えると、長い鼻で巻き取ってクレートの中に引き込んでいた。4頭はその後、気温が下がった同日夜に関空からトレーラーで出発し、園に向かった。
(続く。。記事全文を読む
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2025年07月25日

姫路セントラルパークにインドから4頭のゾウが来園するそうです。

姫路セントラルパークにインド、Bannerughatta Biological Parkから4頭のゾウが来園することが、現地ニュースからわかりました。
無事到着されることを祈っています。

Bannerghatta Biological Park to send four elephants to Japan

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2025年06月16日

神戸王子動物園のアジアゾウ、マックが33歳になりました!(2025年6月13日)

6月13日は神戸王子動物園のアジアゾウ、マックの33歳の誕生日でした。

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(寝室からでてくるマック)
今年は初めてマックの誕生日のお祝いがあると、公式に告知がありました。
王子動物園公式サイト6/13 「マック」の誕生会
それで平日にもかかわらず、たくさんのお客さんがお祝いに来られました。
11時半から寝室でマックの足のケアがあるので、そちらにまわりました。

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マックは間接飼育のため、直接触れられることがありません。足のケアは柵越しに長い棒や、スプレーを使って行われます。



【2025.06.13 ゾウ、マックのガイド ※マック33歳誕生日】
11時半 マックが足のケアのため、寝室に入ってきました。たくさんのお客さんが待っていました。マック33歳の誕生日にゾウ、マックの紹介、ゾウのトレーニングのガイドがありました。映像は写真です。

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マックの前でガイドは行われました。
マックはお部屋に入ってきた時、奥のウッドチップを豪快に浴びていました。

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マックは1992年6月13日 スイスのKnies Kinderzooで生まれました。
阪神淡路大震災の直後、1995年3月24日に神戸に来た時はまだ2歳9カ月でした。今年で王子に来園して30年です。

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マックの来園当時の写真です。
小さな台に乗るのが好きだったそうです。

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ゾウのトレーニングの指示の説明です。

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ガイドは6分ほどで終わり、足のケアが始まりました。
マックは前足に持病があり、午前中の足のケアの時は獣医さんも見に来られています。
今は前足の外側の爪の上の部分が大きく剝れていて、その治療も14時半、16時前に行われています。



2025.06.13 11:45 マック お昼ごはん】
11時45分 マックが足のケアを終えて、運動場にでてきました。軽いお昼ごはん、枝と笹、竹が置かれていて、マックはお鼻で香ってきました。

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マックが枝をかじっているところです。



【2025.06.13 12:06 マック お昼ごはん 寝室】
12時 マックが北側の寝室の中の干し草、青草等を戸口から取って食べていました。

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マックの隣の寝室は空いて、マックのスペースを広げるために扉を開けて解放しているのですが、慎重なマックはこの部屋になかなか入りません。部屋の中に食べ物が置かれていると、鼻で吸引、息を噴き出し引き寄せて取っています。
暑い日、寒い日、雨の日にお部屋で過ごしてほしいのですが。。



【2025.06.13 12:48 マック 丸太立て】
13時前 日除けの影の中で、マックが丸太を引き上げて立てようとしました。

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丸太を引き上げた後、マックはタイヤにお鼻を載せていました。
以前、マックはタイヤを牙に載せて振って遊んでいました。昨年、牙の下から出血する少し前からタイヤ遊びをしなくなりました。

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13時にお水がでて、マックは飲みにきました。
マックのいる北側はタイマーで水が出るように設定されています。

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マックの前足の外側の状態が気になります。



【2025.06.13 14:02 マック お水】
14時のお水がでて、マックが水飲み場にきました。お鼻を2回濯いだあと、水をためて足元に噴き出しました。マックは右前足の皮の剝れたところに水を少しかけました。その後、お水を飲みました。

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お鼻に水をためているところです。
14時半からはまた寝室に入り、トレーニングがあります。



【2025.06.13 14:41 マック トレーニング】
オリーブオイルを爪まわりに塗って、乾燥しやすい間接と尻尾にスプレーをして保湿しています。
前足の皮の剝れているところに、消毒薬をつけました。
ケアが終わって、運動場におやつを運びに出た飼育員さんが戻ってこられて、マックは気になることがあったのか柵のところから離れました。扉を開く時にマックは柵のところでステイ(停止)しなければなりません。もどるのに少し時間を取りました。

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オリーブオイルを塗っているところです。

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トレーニングが終わると、マックは運動場にでておやつをいただきました。



【2025.06.13 15:30 マック 土浴び】
15時半 マックが土浴びをしていました。

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頭の上から背中にむかって土を投げました。

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15時50分すぎ マックは夕方に再び足のケアがありました。
前足の外側を洗った後、剝れている部分に白い消毒薬がかけられました。

この時間はたくさんのお客さんがマックのお祝いを見ようと、集まってきていました。
マックがが一度退室してから、お祝いのセッティングが始まりました。

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お祝いのフルーツです!



【2025.06.13 マック お祝いディナー ※マック33歳の誕生日】
16時 マックの誕生日祝が始まりました。パイナップル4つ、小玉スイカ3つがいつものメニューにプラスされました。お部屋に入った時に干し草、カボチャ、パイナップルを取りました。お鼻を上げてから、扉が閉じられてごはんタイムです。マックは自分の右側から順番に食べていき、3つ目のスイカにたどり着くまで20分弱かかりました。スイカはBe Happy 33 と彫られていました。

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マックがお部屋に入ったところです。
たくさんのお客さんでした。30分も前から待っていたのに、いつの間にかポジションがずれてしまいライブハウスのようでした。広報の方が前にきて撮影されていました。上手く撮れてなくて残念ですが、マックを見守れて良かったです。

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2つ目のスイカにお鼻が伸びました。

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33と書かれたスイカが最後に残りました。マックは自分の右側にあるものから食べていきます。



【2025.06.13 16:55-16:58 マック ウッドチップ浴び】
17時前 マックは笹を食べていました。その後、ウッドチップのところへいき豪快に体にかけていました。

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マックがウッドチップを浴びているところ、閉園前の時間にマックの前にいたのは数人でした。

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(15時半 土浴びをするマック)

マック、33歳おめでとう!
また一年元気で過ごせまうようにと心から願っています。

マックの異母弟、Upaliがいるフランスの動物園のアジアゾウへの取り込みを見て感動しました。
ブログ記事:フランス動物園 Le Pal の飼育員の取り組み アジアゾウの保護 Les soigneurs engagés - Conservation : l'éléphant d'Asie

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(マックの異母弟、Upali 1994年生まれ)
学ぶことが多い内容でした。同時にマックの足のことが心配になりました。王子のゾウ舎の環境は良いと言えません。この一週間一日3回のケアを見てきました。今できるだけのことをされていると思いました。
ネパールのゾウの厳しい境遇に心が痛みます。動物園は批判をされがちですが、足のケアを欠かさず行ってもらえることは有難いです。
マックが33歳の誕生日を元気に迎えれて、たくさんの方にお祝いしていただいて本当に良かったです。ありがとうございました。

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マックが大好きなズゼと一緒にこれからも末永く神戸で暮らしていけますように、心から祈っています。

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ラベル:ゾウ
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フランス動物園 Le Pal の飼育員の取り組み アジアゾウの保護 Les soigneurs engagés - Conservation : l'éléphant d'Asie

何か月か前にフランスの動物園 Le Pal のYouTubeを見ました。言っていることがわからなくても映像で想像して見ていたのですが、詳しい内容が知りたくなって、フランス語の先生に解説をお願いしました。抜粋ですが、掲載させていただきます。
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フランスの動物園 Le Palはアカデミープログラムを行い、動物園の取り組みを紹介しています。
15回目はアジアゾウのエンリッチメント、後半はゾウの支援団体NPOを立ち上げた元ゾウの飼育員さんへのインタビューです。


Épisode 15 - Les soigneurs engagés - Conservation : l'éléphant d'Asie

最初にアカデミー参加者は4頭のゾウ見分け方、名前を教えてもらいました。

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Nina 足に傷あと残っている。数年前に骨折。
Kaveri しわが多い。右耳に切れているところがある。Ninaのお母さん。
Atca 最年長。しわが一番多い。
Upali 牙が長い(王子動物園のMacの異母弟)

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Upali, 1994年生まれ(王子動物園のMacの異母弟、チューリッヒ動物園のPanangの弟、Farhaの兄)

●ゾウ舎にエンリッチメント
大工用の工具で土の中に細長い穴を開け、ニンジンを入れる。ゾウが鼻を入れて取り出せない穴の大きさで、その穴の中に竹を立てる。ゾウがニンジンを取るのをより難しくして、足で土を擦り工夫をする、時間をかけて食べ物のために費やす野生に近い行動を引き出す。
lePal動物園のゾウがあまりしない「足を擦る」動きが爪のケアになる。

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穴に入れたニンジン

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竹を立てる

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Atcaが最初に部屋に入ってきました。群れのリーダは最年長のAtcaですが、高齢で力が衰えています。(事実上はKavareiがリーダ)

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ゾウの食べ方に入ってそれぞれにクセがあり、Ninaは低い声を出します。

●前にゾウの飼育員をしていたAurelie Vaquerさんへのインタビュー
ゾウの支援団体NPO Stand Up 4 Elephantsを2014年に立ち上げました。
ゾウを支援する組織がなかった、ネパールでアジアゾウとゾウ使いの支援を行っている。

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ネパールでは観光産業にゾウが使われ、ゾウ使いは一日中ゾウの世話をしている。
朝9時から夜の17時までゾウは背中に100キロの椅子と観光客を載せて働いている。バスのように車が行き交う道を歩く。仕事が終わって家に戻るとゾウはすぐに鎖の繋がれる。
子ゾウは母ゾウから離され、できる限り怖がらせようとする捕食者からのような扱いに、ゾウは抵抗しなくなり、トラウマを持ち從うようになる。
雌ゾウがより多く観光で働かされる。雄ゾウは寺院に行くが、鎖につながれて沢山の糞の中にいて足が感染症になり、もう働くこと生きることができなくなる。
ゾウの所有者に待遇改善を呼びかけ、学校で話をして子どもたちの啓発活動につなげている。

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2頭のゾウを救うことができた。将来はもっと広い保護区を作り移動したい。

Stand Up 4 Elephantsの公式サイト
Support SU4E - Stand Up 4 Elephants in Chitwan, Nepal | Join Our Cause

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2015年Le Palで事故が起きました。
Ninaは後足を骨折、2か所の複雑骨折は世界初だったのですが、懸命の治療でNinaは安楽死を免れました。
3週間おきにギブスの交換を8回した。Ninaの快適さのために出来ることは全て行ったそうです。Ninaは助かり、息子Tom (1歳)の見守りか出来るようになりました。
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※息子Tomは現在北フランスのZoo de MaubeugeでYoe Ma(王子動物園のズゼの異母弟)と一緒に暮らしています。(欧州では雄ゾウは6歳ごろに母親(群れ)から離され、雄ゾウのグループで暮らします)

※2022年にupali(王子動物園のマックの異母弟)がle Palにきました。Ninaとの間に生まれたJackはヘルペスウイルスのために亡くなりましたが。。希望はあります。

※Nina(1993年生まれ)の兄 ThisiamはスイスのKnies Kinderzoo(王子動物園のマックの実家)で暮らしています。父親のSiamもKnies Kinderzoo(circus)にいました。

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Le Pal の取り組み、職員スタッフの皆さんは素晴らしい働きをされています。マックの異母弟が暮らしているので、訪れたい動物園のひとつとして注目していました。ゾウのエンリッチメントで新しく分かったことがあり、ネパールのアジアゾウの現状を知ることができました。アジアゾウを守るための活動に賛同し、ささやかでも私に出来ることをしたいと思います。テキストを起こして解説いただいた先生に感謝いたします。

ラベル:ゾウ
posted by jirokayo at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物園・動物関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月08日

チューリッヒにアジアゾウ、男の子が誕生しました☆王子動物園のマックの甥っ子です(2025年4月20日)

4月20日 未明にチューリッヒ動物園のアジアゾウ、Farha(20歳)が出産、男の子が誕生しました。
チューリッヒ動物園公式サイトElefantenkalb geboren


Elefantenkalb im Zoo Zürich geboren

Farhaは4回目の出産です。前回までお母さんの Ceyla Himaliが出産時一緒で、Fharaを助けていましたが、頼りになるお母さんは昨年亡くなりました。
Farhaのお姉さん、Panang(36歳)が2年前にミュンヘンからチューリッヒに戻ってきました。繁殖計画のためにPanangは6歳でチューリッヒからミュンヘンに移動させられました。Farhaと同じ父 Maxi(王子動物園のマックの父)、 母 Ceyla Himali です。PanangはFarhaにとって16歳上の姉になります。
ブログ記事チューリッヒにアジアゾウ、Panangが戻ってきました☆王子動物園のマックの異母姉妹が揃いました!(2023年11月21日)

Panangはミュンヘンで出産経験がありますが、いずれも短い間の子育てに終わりました。そのから年月が経っているので、Farhaの今回の出産時にPanangは同じ部屋に入らず、Fahraとの触れあい可能な隣の部屋から見ていました。

誕生はあっという間でした。名前はZaliに決まりました。
Zali、ヒンディー語で「瞬間的な出現」を意味するZalakの略称で、あっという間に誕生したことで名づけられました。
Zaliのお父さんはThai(19歳)です。

Zaliは誕生した翌朝から放飼場にでています。その様子をwebカメラで見ることができます。
チューリッヒ動物園Webcams: https://www.zoo.ch/de/zoobesuch/webcams

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webカメラのスクショ

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webカメラのスクショ

Zaliの叔母、Panangと折り合いが良いか気になって、何度も見ています。
初めてZaliが近づいてきたとき、Panangは足で蹴りました。軽くですが、3回連続で蹴られました。ZaliはPanangが近づいてくると、母親Farhaの後に隠れるように歩きます。が、Farhaは自然にふるまい、姉と甥っ子を慣れさせようとしているようです。

webカメラを見て驚きます。現地時間の早朝から夜中まで、放飼場にゾウがでているときがありました。あちこちに干し草、枝を仕込んでいて、ゾウが探して食べることを一日中(放飼場にでている間)しています。土浴び、水浴び、お水を飲むことももちろんあります。ゾウ本来の習性のまま過ごせるようにされています。Zaliは合間にFarha授乳してもらい、横になって寝ていますが、Farhaが動く時に起こされます。

チューリッヒ動物園は2022年に3頭の小ゾウをヘルペスウイルスで亡くし、その後2023年のFarhaの男の子は虚弱で誕生後すぐ亡くなりました。哀しいことが続きました。
3年ぶりに赤ちゃん、Zaliはとても元気そうで、Farhaの後もちょこちょこと小走りで歩いています。Farhaは立派に子育てしています。本当に嬉しいです。チューリッヒ動物園の皆様に心からお祝いをお伝えします。おめでとうございます。

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チューリッヒ動物園のアジアゾウ、神戸のマックの妹たちに会いました☆(2022年10月4日
チューリッヒ動物園のゾウさんたち☆マックの親戚です(2018年1月)


PanangとZaliの初めての同居です。
最初に蹴りましたが、PanangはZaliに関心を持ち徐々に慣れてきているそうです。
ラベル:ゾウ
posted by jirokayo at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物園・動物関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする